音信

小池純代の手帖から

日毎の音 夜 201030

2020-10-30 | 日記

  夜


 たそがれがだれとも分かぬ夜になりだれもかれもが闇にしづもる


 小夜の「さ」に深い意味などないですが夜の怖さがすこし減ります


 夜が死へつづく扉であるとしてひとりひとりのためだけの夜明け

 
 夜に鳴く鳥とりどりにかたどらるたとへば黒森の時計
                    黒森:シュヴァルツヴァルト

 夜が来て挨拶をするいろのないひかりでできた夜のことばで






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