![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f9/21873581f8a0d12cfd16bbaffc772c87.jpg?1679016055)
リアルタイムで知っていた明るいシヅ子おばさんはシングルマザーの先駆け(?)とも言える人。父親はかの吉本の御曹司で彼の母親や周囲の人の猛反対で身を引いたそうです。
それだけでも辛いのに、翌年彼は病死、その翌月彼の子を出産したそうです。
お金も後ろ盾もない彼女が、愛しい人との子供を育てる為に、満面の笑顔で舞台に立ったのです。
戦いに疲れ切った人々に元気を与えたのですね。
形は違っても、戦争を挟んで愛しい人と永遠に会えなくなった女性の数はかなり多いのです。
本日は母娘二代に渡って「好きな人が生きてるか死んでるか分からない」事に苦しんだコクリをします。
(又かとウンザリしたらパスして下さいませ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/73/6d974257d36a521ba5a2b87ffa07a384.jpg?1679015943)
亡母も戦争で大好きな人をとられてしまった一人です。
若い時の話をよく聞かせてくれましたが、モテた(?)と私を羨ましがらせるだけで、死ぬまで一番大好きな人の名を明かしませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/d5/2ea435bcc4bf7217da6bb4ead18ceaf1.jpg?1679015943)
ウチは亡父の定収入がない為、母親共に働く形になってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/d5/2ea435bcc4bf7217da6bb4ead18ceaf1.jpg?1679015943)
ウチは亡父の定収入がない為、母親共に働く形になってしまいました。
その母を支えてきたのが青春時代の綺麗な思い出だったと思います。
早稲田大学に行った小学校の同級生は母が(!)勉強を教えていたそうで、どうも物足りなかったと贅沢な事言ってました。年頃の私は「父以外の男性との恋バナしてなど不潔だ」と感じて母が嫌いになった。
「本当に好きな人の事言ってないのよ」なんて母が言うのも憎たらしかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/44/8c15ffc46eaa4c8cba6f07927c990851.jpg?1679015943)
母の一番好きな人は昭和19年に出征しました。中国大陸を北進して行く先は満州。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/44/8c15ffc46eaa4c8cba6f07927c990851.jpg?1679015943)
母の一番好きな人は昭和19年に出征しました。中国大陸を北進して行く先は満州。
任地(中国)から母に写真を送ってくれてました。
大勢の人(近所の人)と出征する彼を見送る母、戦況に心を痛めて、「死んだらイヤだ」と苦しんでた。しかし職場は官庁ですし、元気ハツラツな顔して好きな仕事に励んでいたらしい。
戦後父が結婚話を強引に進めて、周囲の結婚を進める圧力が強く「仕方ない、結構あの人(父のこと)笑顔がかわいいし、悪い人じゃなさそう」とお嫁に行ったとか。
母の結婚した後彼の消息が判明しました。シベリアの捕虜収容所に抑留されていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d7/3a69af437eb0065ad7e77b9e844f1776.jpg?1679015943)
母が結婚したと聞いて彼は「生きる甲斐は無い」と絶望したそうです。作業をやる気も失せ、おり悪しく凍傷にかかって足の親指を失くした。そんな事を帰国後母と会った後話してくれたとか。
時は流れそれぞれ家庭を持って、うん十年が過ぎ、母は故郷名古屋に帰る度にその人と会ったのです(ただし母の姉も一緒)小さな頃から可愛がってくれた近所のお兄さんだったからです。
そしてさらに月日が流れて父が死んだ年、その人の訃報が入ったのです、、。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/8a/077c3e86967ffcb7e7b9c5fe40583639.jpg?1679018990)
今私は母の気持ちが痛い程響いてきます。
同じような状況に私があるからです。
戦争を挟んでいる訳ではないけれども、どんな経緯かは言えないけれども、好きだった人が死んでるか生きてるか分からない状態です。
独身時代を知っていて彼の結婚後会う機会を得ました。
現実感に失せる言い方しか出来ませんが、具体的に何があったとも言えませんが、「ああこの人が一番好きなんだ」と感じた時が最後に会った時です。
彼は癌にかかっているそうです。
今は「元気ですか?」と聞く事もままなりません。実は二人のやり取りは殆どが電話とメールだったのですが、これをハッキングされてしまったから。いわゆる「なりすまし」が出てしまったからです。
この苦境を相談しようとすると変な誤解やイジメを受けてしまいました。
それから約10年。
内実共にBABAになった私はこのコクリを勝手に致します。
本当にワガママな女です。相手の方にもその周辺にもご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
拙Blogを読んでくださった方々、変なコクリでごめんなさいね。
恥ずかし過ぎてしばらくお休み致します。皆様お元気でね!