藤沢周平『意気地なし』
ベテラン時代小説家の傑作短編集です。戦前日本の教育を受けた作家ばかりで、ここに...
夢の中の満洲
このお城(?)、どこにあると思われますか。実は中国の長春に今も残る旧関東軍司令部...
週刊新潮「密集の自粛ハロウィン」
大阪を出る直前に、又も週刊誌を買ってしまいました。引越しのゴタゴタでかなり疲れ...
誰もいない海
食堂の窓から濃紺のビロードの様な夜空が見えた。病院の夜は早く過ぎて、午後9時には...
永井路子『お江様屏風』
お江は三代将軍家光の生母ですが、偉大なる乳母春日局の陰に隠れた存在になっていま...
お惣菜あれこれ
コロナ禍で肥満傾向にある人が多い、と聞きます。 私も、一時、体力をつけるためにとせっせと食事を摂って、体重計を見てぞっと致しました。 ...
小春日和
12月とは思えないポカポカ陽気です。 それでも、自然は確実に季節の移り変わりを教えてくれます。 渋みを増したモミジの色。 ...
エキゾチックな街 ハルビン
私が小学生だったころ、居間の茶箪笥の上に茶色の四角いラジオが置いてありました。 パソコンは勿論テレビも無い時代で、武骨なラジオはとても頼もしい、そして興味をひく存在でした。 ...
『あなたとどこかで』
冬空の下咲く小菊。 目立たず慎ましく咲く花ですが、芯の靭さを感じさせます。 仏様の花というだけで片付けるのは可哀想な気がします。街に出かけBOOKOFF で何冊か購入しま...
東野圭吾『卒業』
この作品は東野圭吾のごく初期の作品です。 昭和60年代当時、作者は20代のエンジニア、青春期の痛みや歓びをリアルに生き生きと描ける世代でした。 ...