三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』
所以あって、スマホのみでネットを活用する事になりました。 覚悟したものの、かなり目は疲...
その先の道
雨が降り出した。 空を見上げて、卓二が顔を顰めた。 「傘持って来なかったの」 加耶は問い...
その先の道 (続く)
その後、加耶は何度か卓二と逢った。 逢う度に卓二に抱かれた。 だからと言って、二人の位...
雨の新幹線
「私たち終わりね」 評判の寿司屋で沙也加は席を立つなり、言った。 仕事帰りの一人が目を...
井上荒野 『切羽へ』
私は個性派の作家、井上光晴の娘としか井上荒野を見ていなかった。 それが大きな間違いであ...
夜間飛行
国際線ターミナルは煌々と明かりに照らされ、公子の顔が一層晴れやかに見えた。 窓から見え...
宮沢章夫『だめに向かって』
この小説を読了した途端、憂鬱が吹き飛んだ。 著者は偉大なるダメに憧れるそうだ。 有名な作...
幼馴染
定年後、母の世話をして細々と暮らす奈美江には、どっさりストレスが溜まっている。 子に...
幼馴染 (続き)
「私も一方的に自分の事ばかり言ってた」 奈美江は反省した。 パソコン用語をペラペラ喋り...
幼馴染 (最終章)
姑の葬式を済ませた後、小夜子はどっと疲れた。 いつまでも寝込み、起きると夫の冷ややかな...