幸せの形 重松清『バスに乗って』
「しあわせ」は主体的に感じるもので、客観的に恵まれても本人が「私って不幸🫤」と思ってれば不幸せ、周りから「みっじめー」と見られようと自分が幸せだと思ってれば幸せ、と意地を張ってた私...
染井為人『悪い夏』に見る今どき?の若者 訂正あり
「クズとワルしか出てこない」と言う惹句が出てるこの本、横溝正史ミステリー大賞(ではないのですよ)優秀賞を獲得した新人、染井為人の作品です。ネットで若い人の間で高評価を受けている、と...
神保町で買った本(^^)
昨日紹介すると言った単行本でありますが、ビクビクしながらblogにupします。非常に珍しい本です(多分廃版になってると思う)し、一見と価格の安さに惹かれて購入したんですよ。この手の...
今村昌弘『屍人荘の殺人』
「生命」についてupした後に、『屍人荘の殺人』を挙げるのは躊躇するものがあります。ただ、...
藤沢周平『消息』
久しぶりに藤沢周平作品を読みなおしてみました。先の見えない今この時、泰平の世にタイムスリップして、ひと時の安らぎを得たかった為です。 江戸庶民にも階級があって、上は大...
アガサ・クリスティ『ABC殺人事件』
『ABC 殺人事件』を読むのは二度目です。一度目は30代で、これも文庫本を買って読んでます。A、B、Cと頭文字を持つ全く無関係の人が殺されていくおぞましい事件。予めそれは手紙によっ...
坂木司『物件案内』
寒い日が続いてます。お元気でいらっしゃいますか?私は暑さより寒さに強いのですが、よる年...
松本清張『途上』
今年の正月の気候は穏やかに戻りましたが、世界各国で党首交代が有り不穏な空気さえ感じております。おめでたい七草の日に出すblogとしてホントに「不謹慎」なんですけど、松本清張さんの作...
松本清張 『削除の復元』 追記
考えるところあって、かって作ったblogを再々訂正して出します。ご笑覧ください。 この作品は、巨匠松本清張の数ある短編から、宮部みゆきが選びだした名編集の中の一つである。 ...
宮部みゆき『幻色江戸ごよみ』
名もない江戸庶民の哀感をミステリータッチで描いた短編、宮部みゆきさんが手がけたのはバブルが萎み始めた1992年頃だったようです。『火車』や『理由』が世に出て、著者の名を不動のものに...