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小説すばる9月号に、若手医師と若手登山家の対談が出ていた。
実に心が洗われる気がした。
若手と言っても1980年代生まれの油の乗り盛りの人材だ。
医師石川善樹は予防医学が専門家。
登山家栗城史多はインターネット中継でエベレストなど登頂、凍傷で指の殆ど無くしながら情熱を絶やさない人である。
自分より遥かに若手の対談という事で、私は軽みを予測していたが見事に外れた。
お二人共、実に人生を正攻法で歩んでらっしゃる。
そして、栗城氏は行動で石川氏は理論で人生の真髄を深く追求してると思える。
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彼らは過去でも未来でもない、今現在を一心に生きる事が幸せと言う。
例えば何故苦しい登山に挑むのか理論づける前に、いかにしてどのようにして登山を全うさせるかに熱中する事を考える。
それが楽しいからだ。
人生はWhyでなくHowでありWhatだ。
これには目から鱗となる。
要するに人生の目的は何故持つのかなどと考えあぐねる前に、
目標は何かどのようにして成し遂げるのかの方が重要だと言うのだ。