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読書の森

誰がその責任を持つのか?

転倒した箇所の回復が思いの他遅いです。遠出は全然無理みたいです。
ひょっとしてこのままなのでしょうか(゚∀゚)
という事で、僅かなご無沙汰でしたが、随分blogから遠かった気分です。その間季節はグンと変化した感はありますね。
日差しが春っぽいですね❣️

さて本日、紹介する1945年当時の世相を漫画で描いた本、前にも登場した事があります。
1945(昭和20)年は終戦の年です。
8月15日から新しい日本が生まれた日であります。
まさか、そんな風に敗戦を受け止めた人がいたのか?と今の若者は信じられないかも知れませんが、かなりの数いたのですよ。

リアルタイムでは知りませんけど、田舎の座敷で天皇陛下の玉音放送が流れてる時、首を項垂れ涙してる大人を尻目に、広々とした外へ飛び出して抜けるような青空を見て「自由だ。やっと自由になれるんだ」と心の中で叫んだ若い人はいたそうです。

果たして、今世界各地で起きてる戦争が終結の形をとっても、これほど前向きな気持ちになる若い人はいるのでしょうかね?

さて、その後は自由と共に恐ろしい飢餓と非常な困難が日本人に襲って来ました。
ともかく食べる物がないのです。日本国土は食糧品不足で喘いだのです。
そもそも山地が多い狭い国土で国民全体に供給できる作物が非常に不足してる事が先の大戦を起こした大きな誘因になった訳ですね。
軍部が、満州国及び東南アジアに野心を燃やした原因だと思われます。

さて、戦争を起こした理由はどうあれ、物凄い惨めな形で大負けした日本です。
ちょっと時間が過ぎると、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という事でこんな戦争を起こしたのは「こいつが悪い」とみんながみんな、手近な誰かを責める事態が発生したということです。

形は違えどいつの時代もそうみたいで、結果が良くないとみんながみんな(特に我が国は和を大事にするし)誰か他の人のせいにしちゃうらしい。

だったら最初から、付和雷同しなきゃいいのに、と思いますが。


そして、昭和20年に生き残った日本人は価値観の転換を迫られて、「しっちゃかめっちゃか」みたいだったようです。

お国の為が、家族の為にと変わったんですが、重みが減った分どうも責任感も減ったみたいです。

菜の花を近くの保育園でみました。春の香りがしてきます。
出来れば、広々とした田畠に咲き乱れる菜の花や蓮華草を見たいです。

実は、故郷の畠いっぱいに咲く赤紫の蓮華草の懐かしい香りが私は一番好きなのですよ❤️

もう一度初心に帰りたいです。私の戦後は終わってないから。

読んでいただき心から感謝いたします。

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