韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

緊急事態宣言について~果たしてその効果は…

2021-01-05 18:03:00 | エッセイ
 明後日7日に緊急事態宣言が出されるという報道があります。しかし、日本では相変わらずお願いベースの対策なので本当に効果がどのくらい上がるかが問題だと思います。

 GoToキャンペーンはすったもんだの挙句全面停止になり、次にやり玉に挙げられているのは飲食店です。今回の宣言とセットでより厳しい時短要請が出されるようです。とはいえ、夜の7時や8時で営業を終了してくれなどと言われても、お店としては困惑するばかりでしょうね。

 本来なら、もっと法律的な強制力のあるやり方が効果的だと思うのですが、現状では正直に要請に従った店舗ばかりが馬鹿を見るということさえ起こっていて、飲食店業の皆さんのご苦労は私には想像もできません。

 私としては、自分のことを棚に上げてあまり他者を責めるようなことを言うのは好きではないのですが、やはり日本政府にもう少し何とかならなかったのかと言いたいところです。

 昨年の緊急事態宣言後に、感染者増が落ち着いたタイミングでフライングという形でGoToキャンペーンを開始し、それをひたすら継続しようとした政府の姿勢は、一体誰の方をみて仕事をしているんだと、文句の一つも言いたくなったのは私だけでしょうか。

 自民党最大派閥の二階幹事長にまつわる話題がいろいろ報道されていますが、時の総理が党の有力者に操られているような印象を与えてしまうのは、きわめて国政上マイナスなことだと思います。

 旅行業ばかりを擁護・保護して、飲食業に対して不都合なことを全部しわ寄せをさせているのではないかという、うがった見方をする人もいます。

 都知事や県知事が政府にする要請でさえ、自分たちが後で責められたくないというアリバイ作りからの行動ではないかという見方さえ、根拠は全くありませんが否定もできない状態です。

 こんな状態でどう進んでいけばいいのか、その基準をどこに求めるのかその点を各自がよく考えたうえで判断する必要があります。

 客離れ、時短要請で苦しんでいる飲食業の皆さんが何とか持ちこたえてくれること、また壊滅的な打撃を受け続けている旅行業の皆さんにも同じ思いで過ごしていくしかないようです。

 そして、今回の緊急事態宣言について思うことは、前回のような買いだめ騒ぎは起きないでほしいということです。たとえ、トイレットペーパーでさえも社会不安を実際以上にあおることになるので、国民の皆さんには賢明な行動を期待するばかりです。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。