韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(9)

2021-02-05 17:37:12 | 韓国ドラマ
 そんなこんなで、ウイテから破門されてしまったホジュン。自暴自棄な生活を送りますが、もちろんそのままでは事態は好転しません。

 そんな中、先にウイテの医院から出て行ってしまったプサンポに仕事を手伝うことを持ちかけられ、悩んだ挙句引き受けたのはいいものの、怪しげな詐欺の片棒をかつがされることになり、役所で処罰を受けてしまいます。

 ホジュンは帰宅したあと、そのまま1か月自宅にひきこもってしまいますが、それでようやく自分が悪かったことを悟るのです。そして、ウイテに許しを請いますが許してはもらえず再び失意の日々を過ごします。

 そこへ、イェジンからサムジョク大師のもとで大風瘡患者の診療をしないかという誘い(忠告)をうけ、ホジュンは悩んだ末にサムジョク大師が患者の治療のために建立した寺に向かいます。

 最初は患者に慣れず、とまどいもありましたが日々少しずつ寺での生活にも慣れていきます。この寺で大風瘡患者やサムジョク大師に関わるストーリーが描かれるのですが、細かいことはここでは割愛させていただきます。ぜひ、ドラマの本編でお楽しみください。

 サムジョク大師のもとで学んだホジュンは、内医院を受験(科挙)することを勧められ自宅に戻り、妻のダヒに受験の決意を話します。そんなホジュンをダヒは今までにためていたお金を持たせて送り出します。

 ホジュンの酒浸りの自暴自棄な生活には心配させられましたが、ようやく立ち直る機会を得て事態は良い方向に進み始めました。その陰には、イェジンからの存在が大きいことが描かれています。

 また、妻であるダヒも、自分自身を犠牲にしながらホジュンを決して見放すことなく、支え続けている姿が印象に残ります。両班出身であるにもかかわらず、社会の最下層の暮らしに負けない芯の強さを備えた女性として描かれています。

 さて、ここからいよいよホジュンがまた一歩夢に近づくことになるのですが、やはりその道はいばらの道なのです。次回をお楽しみに。


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