韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(15)

2021-02-11 17:37:28 | 韓国ドラマ
 自らの死期を悟ったウィテはサンファをお供にして山の中の洞窟に旅立ちます。サンファはサムジョク大師の養子で元大風瘡患者です。病気が治り、山陰にやってきていたのでした。

 目的の洞窟に到着したウィテは、荷下ろしを終わるとサンファに帰るように命じます。そして、ホジュンとサムジョク大師らに自分が指定した日時にここへ出向いてほしいと伝えさせます。

 サンファからの知らせを聞いたホジュンたちは、ホジュンにサムジョク大師とアン・グァンイクを加えた3人で洞窟を訪ねます。しかし、そこには自ら命を絶ったウィテが横たわっていたのでした。

 そして、ホジュンは尊敬する師の望みによって、その遺体を解剖して詳細な解剖図を記すことになります。解剖が終わった後、その場にウィテを葬って3人は帰宅しました

 ホジュンは、ドジとその母のオ氏にウィテの死を知らせるために漢陽に向かいます。ドジに、ウィテの死のいきさつを話し、解剖図を渡そうとしましたがショックを受けたドジは、受け取りを拒みホジュンを追い返してしまいます。

 山陰に帰ったホジュンはウィテ亡き後、医院を再開して診療にあたろうとしますが、そこへウィテの妻オ氏が現れ医院は処分すると告げられます。

 さて、このあたりが前半で一番ショッキングなシーンではないでしょうか。いくら不治の病にかかったからと言って、自ら命をたちその遺体を解剖せよと言い残したのですから、びっくりですよね。

 こんな無茶なことを言う師匠も師匠ですが、その遺志を忠実に守る弟子も弟子です。普通の人では、とてもこんな真似はできないと思いました。

 山陰の医院も追い出されてしまったホジュンたち。これから、いよいよ後半の漢陽での生活が始まるわけですが、まずは科挙に合格しなければなりません。

 次回はそのあたりからお話が始まります。お楽しみに。


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