会津屋

東海道関宿、地蔵院前の手作りおこわと、蕎麦の店の紹介ブログです。

日野菜漬け、始まりました!

2010-11-29 00:25:51 | Weblog

 日野菜は、滋賀県日野町に伝わる伝統野菜で、 カブラの仲間ですが、丸くなく、細い大根のような円筒形の形をしています。根元は赤っぽくて、先のほうは白色という綺麗な野菜で、糠漬けでも、塩漬けでも、とにかくお漬物にすると、独特の風味があって美味しいのです。
 室町時代のこと、領主の蒲生貞秀という人が、鎌掛という所の観音堂に参拝された時に、根が紅白色に分かれた野生菜を発見しました。漬物にしてみると桜の花のような綺麗な色になり、京都の飛鳥井雅親(あすかいまさちか)という公家さんに贈ったところ、その公家さんから、時の後柏原天皇にも献上され、天皇もお喜びになられて、「近江なるひものの里のさくら漬 これぞ小春のしるしなるらん」という歌がが贈り返されてきました。これ以来、この菜を「日野菜」、この菜の漬物を「さくら漬」と呼ぶようになったといわれているそうです。

 会津屋でも、日野菜の糠漬けが始まりました。  

 

 

 

 私は子供のころから当たり前に食べてきたこの日野菜ですが、どうやらこの日野菜は、近江に近い東海地区限定の野菜のようで、関東の方に「日野菜」と言っても、伝わらないようですね。

 関東から観光に来られた方には、本当に喜んで頂けます。

 今年は初めて、畑で取れた大根でたくあんも漬けてみました。  うまく漬かるといいのですが・・・。

 日野菜は、今ならおこわのすべてのセットについています。

 詳しいメニューはHPで・・・。

 http://www16.ocn.ne.jp/~aizuya/  (HPのセットは、日の菜で配膳されていません)

 

 P/s   そしてそして、この場をお借りして、会津屋オリジナルキッチンツール「アクピタ」についてです。

 皆さん、販売が遅れて大変ご迷惑をおかけしております。

 早くからご予約いただいているお客様、本当に申し訳ございません。

 現在、本当に「いいもの」「満足していただけるもの」を作りたいと思い、妥協せずに試作に試作を重ねています。

 明日、最終の試作の目視検査となると思います。 もうしばらくお待ちくださいませ・・・。