会津屋

東海道関宿、地蔵院前の手作りおこわと、蕎麦の店の紹介ブログです。

思い出のカレーコロッケ 明日販売します!

2014-06-05 23:17:53 | Weblog

女将さんが亡くなる3週間前、丁度ゴールデンウイークに入ったころでした。

朝、女将さんが私の携帯に、病院から電話をかけてきました。

「昨日外出許可で家に帰った時、裏口のところに芽が出かかったジャガイモが並らんどったから、今日はコロッケ作らなあかんよ。」

私もそのジャガイモは気になっていて、コロッケを作ろうと思い、肉屋に合挽きミンチを注文した所でした。

「もう、そのつもりで肉頼んだよ」

病院に居てもそのことに気が付いて気にかかるなんて、やっぱり母親ながらすごいなあと思いました。

ゴールデンウイーク中、コロッケは飛ぶように売れました。

女将さんの、自慢のレシピだったカレーコロッケ。

そして、亡くなる一週間前、女将さんはまた外出許可をとって、やりたいことがあるから、と家に帰ってきました。

どうしても女将さんがやっておきたかったこと、それは、ジャガイモを植えること、でした。

女将さんのジャガイモは、まだ収穫できないけれど、ご近所さんからジャガイモを沢山頂きました。

女将さん、今年は一杯コロッケ作ります。

 

 というわけで、手作りカレーコロッケ、1個108円

 明日、販売致します。

 

  東海道 53次 47番目の宿場町

  山菜おこわの会津屋

 三重県亀山市関町新所17710-1

 電話番号 0595-96-0995

 FAX    0595-96-0995

 


会津屋女将 森元 堯子 死去

2014-06-05 22:49:43 | Weblog

 

 皆様に悲しいお知らせをしなければいけません。

 私ども、会津屋の女将 森元 堯子が、5月21日 8時20分に死去致しました。

 昨年、6月5日に、胆嚢癌の末期と告知され、短ければ3か月、長くても1年持たないとの診断でした。

 独身時代に看護婦であった母は、すべてを共に聞き、抗がん剤での治療も拒否し、残された時間を最後まで可能な限り自宅で過ごすことを望まれまし

 た。  闘病中、励ましてくだっさった皆様、応援をありがとうございました。

 会津屋は女将の意志を引き継ぎ、残されたスタッフで営業を続けます。

 至らないところも多々あるかとは思いますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 

  会津屋   松田   ゆかり