昨日、1月20日の朝のことです。
「Yちゃん、今朝の新聞、見た?」
従業員さんが朝から声を弾ませて言いました。
1月20日の朝日、中日、伊勢新聞各朝刊紙で、国の「地域における歴史的風致の維持および向上に関する法律」に伴う第1回認定に亀山市が選ばれたことが書かれていたのです。
全国で選ばれたのは、わずかに5都市で、亀山市以外は、金沢、高山、彦根、萩、と、有名な都市ばかりでした。
さらに亀山市については、関宿を中心に重点区域に設定、20年度から29年度までの10年間で文化財の復元整備、関宿や東海道沿道での案内、交流設備の整備を行うと書かれています。
「今年は不景気で、春を前にしても不安な気持ちやったけど、なんか、未来に希望が出てきたなあ。10年かあ。私もそれまで元気で頑張らななあ。」
今日の母は明るかった。そして、私も・・・。
羽子板の初夢が正夢で、幸せを運んできたように思えてきました。
去年の秋、東海テレビさんの50周年の企画で、「10年後の私」についての撮影のお話をいただきました。
母は、「10年後なんて、私は生きとるかどうかも分からへん・・・。あんたが考えな。」と言いました。
「娘さんは、10年後、お店をどんなふうなお店にしたいと思ってみえますか?」
私・・・・。
私の思う10年後は・・・・。
散々考えてこう言いました。
「現状維持です。」
テレビ局の方は、不思議そうな顔していた。
・・・無理もない。でも、一番難しいことであり、一番の希望、理想なのだ・・・。
華やかに改装していたいとか、規模を大きくしたいとか、そんな思いは何もない。父が居て、母が居て、従業員さん達が居て・・・。誰一人として欠けることなく、元気な笑顔が変わらずこの店にあって欲しい。
私は、熱く思いを語ったが、キャッチフレーズが平凡すぎて、採用されませんでした。
10年後の関宿。
10年後の会津屋・・・。
美しく情緒ある街に整備され、有名な観光地として賑わうことを楽しみに、それまで一緒に頑張っていて欲しいと思います。そして私も、未来を夢見て頑張ります!
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