会津屋

東海道関宿、地蔵院前の手作りおこわと、蕎麦の店の紹介ブログです。

歴史的風致維持向上計画

2009-01-21 22:37:37 | 今日このごろ

 昨日、1月20日の朝のことです。

 「Yちゃん、今朝の新聞、見た?」

 従業員さんが朝から声を弾ませて言いました。

 

 1月20日の朝日、中日、伊勢新聞各朝刊紙で、国の「地域における歴史的風致の維持および向上に関する法律」に伴う第1回認定に亀山市が選ばれたことが書かれていたのです。

 全国で選ばれたのは、わずかに5都市で、亀山市以外は、金沢、高山、彦根、萩、と、有名な都市ばかりでした。

 さらに亀山市については、関宿を中心に重点区域に設定、20年度から29年度までの10年間で文化財の復元整備、関宿や東海道沿道での案内、交流設備の整備を行うと書かれています。

 「今年は不景気で、春を前にしても不安な気持ちやったけど、なんか、未来に希望が出てきたなあ。10年かあ。私もそれまで元気で頑張らななあ。」

 今日の母は明るかった。そして、私も・・・。

 羽子板の初夢が正夢で、幸せを運んできたように思えてきました。

 

 

 

 去年の秋、東海テレビさんの50周年の企画で、「10年後の私」についての撮影のお話をいただきました。

 母は、「10年後なんて、私は生きとるかどうかも分からへん・・・。あんたが考えな。」と言いました。

 「娘さんは、10年後、お店をどんなふうなお店にしたいと思ってみえますか?」

 

 私・・・・。

 私の思う10年後は・・・・。

 散々考えてこう言いました。

 

 「現状維持です。」

 

 テレビ局の方は、不思議そうな顔していた。

 ・・・無理もない。でも、一番難しいことであり、一番の希望、理想なのだ・・・。

 華やかに改装していたいとか、規模を大きくしたいとか、そんな思いは何もない。父が居て、母が居て、従業員さん達が居て・・・。誰一人として欠けることなく、元気な笑顔が変わらずこの店にあって欲しい。

 私は、熱く思いを語ったが、キャッチフレーズが平凡すぎて、採用されませんでした。

 

 10年後の関宿。

 10年後の会津屋・・・。

 

 美しく情緒ある街に整備され、有名な観光地として賑わうことを楽しみに、それまで一緒に頑張っていて欲しいと思います。そして私も、未来を夢見て頑張ります!

 

 

 

 

 

 


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