板橋興宗 猫は悩まない
先日行った「猫寺」御誕生寺のご住職が書かれたものであります
このご住職は前大本山総持寺貫首 元曹洞宗管首でいらっしゃいます
農家育ちのぐうたら学生だった頃、ぐっすり眠れるようになるなら・・と
お寺で暮らすことになったのが人生の転機になったそうです
「極楽に生きる処方箋」とサブタイトルが記されております
物が豊かになったのにものたりない世の中
そんな前書から始まります
実はこの本はず~~~っと以前に読んだものです
印象に残ったのをメモして残しておきました
美味しいものおいしいものと食いあさると
胃袋は炎症し、胃炎や肥満になる
肉体が肥満になりしかも心には気ままの虫がわく
肉体がぼよんぼよんになり精神にしまりがなくなるという事だ
まさに今のアタシ
どこまでいっても満足というのがない
美味しいもの、楽しいものを外に求めず
「美味しく」食べる、「楽しく」生きるように心がけることが大切・・・
身にしみます・・・でも、きっとそう思うだけの私です(最低です)
生まれつき猫が好きでお寺には最初は数匹がいたそうです
それがどんどん増えていったとのこと
猫は悩まない・・猫は禅そのもの
成仏していないのはグチグチグチ考えている人間だけらしい
欲だらけ、愚痴だらけ、後ろを振り返るばかりの人生
最低の私は猫に学ばなくてはいけませんです(^^;)
この本を読んでからずっとずっと行きたいと思いつつ
なかなか行けなかった御誕生寺
やっと行けたので、本の紹介ができました
衣食住に不自由なく、むしろ贅沢に慣れてしまった人たちに、喝をあたえるお言葉ですね~
それを猫寺の猫たちの生き様に例えるなんて、何とも奥が深いです
ちなみに我が家の贅沢三昧のニャンズからは、学ぶものは1つもないと思われます・・・ハァ
いえいえ、学ぶものがないといいながらも、助けられていることはたくさんありませんかぁ?(^^;)
確かににゃんこはお湯のひとつも沸かしちゃぁくれませんが、確かにかけがえのない存在でありまする。