伯備線へ撮影に出掛けたら、それと合わせて境線沿いにある後藤総合車両所で留置している列車を見に、後藤駅へ寄ってみた。
16時を過ぎると、急に気温が下がり、寒くなった。
そして、空がだんだん夜の色に変わる。
秋の太陽は、夏と違って、存在の有無で体調を左右させるものだと気づく。
冷えた空気の中、駅舎から工場を眺めてみた。
その日は違う地域で走るキハ120系気動車が留置されていた。
そして、シートに隠れている381系特急やくもの先頭車。
解体の真っ最中だ。
その隣に奥出雲おろち号で使用されていたトロッコ列車。
運行終了して間もなく1年が経過する。
ついに解体されるのだ。
寂しい限り。
この車両とも本当にこれでお別れなのです。
車両所の奥に見える大山。
だけど、少し雲が掛かっていて、全ての姿を現さない。
悲しい景色と思ってよいのか悩みながらシャッターを切った。
そんな中でも、境線を走る列車は、時刻表通り目的地へ向かった。
時間は進んでいる。
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