2013年5月22日(水) 晴れ、強い陽射し。
各地で代掻き、そして田植えが盛んに行われています。
場所によっては、植えた苗が大きくなって、様々な映像が水面に反射して、その世界に魅了されていたのが、だんだん隠れてしまいました。
1年でほんの少しだけ味わえる光景だと、何回もその経験しているはずなのに、なぜか新鮮な想いを抱いてしまいます。
今日は夜中の2時半に起きて、鳥取県伯耆町にある植田正治写真美術館前に訪れました。
先日、特別展を観覧に訪れた際、美術館の前に広がる田んぼが稲を植える前の段階だったこと、日の出の光景を撮影を試みたいことが大きな理由です。
運転中は人工的な光が唯一の頼りだったのが、現地に到着した時はもう大山の向こうがほのかに紅くなっていました。
もう、夏至に近くなっていることを肌で感じました。
しかし、太陽が出てくるまではまだまだでしたので、農道を歩きながら、撮影スポットを探しました。
ここは素敵なところです。
米子の町から離れたところで、大山と木々に囲まれた特別な世界と捉えておりました。
静寂に感じる空間で、カエルの鳴き声をベースに、時々の伯備線から聞こえるレールの継ぎ目から発する音と鳥の羽ばたきがリズムとして交わり、さらに時々軽トラックのエンジン音が混じる。それ以外の音が聞こえないからよく響きました。
歩くたびに一つ一つの音を楽しむことができます。
そして、明るくなると米子の町の中にある白い煙を吐き出す煙突を目にすることができます。
それから大山を眺めると、太陽が出てきました。
気が付けば、農家のおじさんがやってきて田んぼに水を流したり、代掻きを始めました。時計の針は6時に至ってません。
農家の方のお仕事は早いです。
今日は4月から続く独特の霞みの空で、私の思うように太陽の色をはっきり写すことができませんでした。それだけは残念でした。
果たして澄んだ空の場合でも、太陽の色が写せるのか確信が持てないですけど…
もう、太陽を要点にすることをあきらめて、大山をバックに、農村風景の一場面を撮ることに変えました。
風景写真はいろんなところへ行くことよりも、同じ場所を何度も、季節ごとに訪れてシャッターを切ることが良い作品作りの近道なのかなと改めて感じて出雲へ帰りました。
時間があれば、また訪れたいのですが、梅雨時期と、梅雨明けと、稲刈りの時期に同じ場所へ訪れてみたいです。
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イメージはあるんですが、体が付いて行かないのと、ロケハンしてなくて、場所がまだ見つかってないんですよね。
最近本当にさぼってます。
なかなか思うようにならないものですね。