5月は、一畑電車、水を張った田んぼ、夕方、3つの要素にこだわって、それに適った場所でシャッターを切りました。
日の沈む西の空はいつの季節においても、心をおかしくさせる。
そして、水のある場所は様々な形に化けて、また見る人の心を狂わせてしまう。
最後に、出雲にしかない一畑電車。
作品にするかどうかは別として、宅地化ないし荒廃化に伴い、田んぼそのものが珍しく思う風景の要素かもしれないです。
そのためにも記録に残すべきなのかなと思うこともあります。
しかし、作品のことを意識すると、果たしてどの状態が一番芸術性が高いのか考えてしまい、5月は同じ場所で何度も撮影をしました。
代掻きをする前か、代掻きを終えて水を張った状態か、それとも苗を植えた後か、もしくは稲刈りのある9月10月が良いか?
今の私は、代掻きを終えてから田植えに入るまでのおよそ1週間の一瞬が一番の人の心を動かせる要素かなって感じます。
答えはまだ見つかってないですが、桜の花のように、短期間でしか見られない光景であることと、海や湖と違い私たちが暮らす地域の中に広く水が張ってある、そして、時間帯にもよるけど、その近くにあるものをすべて写し出しますから。
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