紫陽花と気動車

 2015年6月12日（金）　晴れ、濃霧

　正午を過ぎても、霧が晴れない珍しい出雲でした。

　普段見える北山や大きな建物もその日は隠れたり霞んで見えて、幻想的な光景でした。

　多伎へ出て、海岸端から出雲を眺めると、よりそこのことを感じます。感じるたびになぜか呼吸するのも意識してしまいました。

　至る所で紫陽花の花が目に入るようになりました。

　梅雨らしい長雨が降らず、季節感を感じ取れませんでしたが、この花を見ると実感がわきます。

　だけど、果たして雨と似合うのか、晴天の空模様と似合うのか組み合わせが難しいです。

　今日は昨年、偶然発見した場所へ訪れてみました。

　JRの沿線に咲く紫陽花の場所です。

　そこに咲く花と背景にある気動車を望遠レンズで夕方に撮影してみたいと思いました。
　実際、シャッターを切りましたが、花と列車の位置がうまく合わないし、過ぎ去った後に伴う風が花を襲い、揺れてピントがずれてしまう。

　だけど、すごいもので風に揺れても花びらが落ちない。咲き誇った花はすごい力の持ち主です。