映画でしか見たことない光景を、先週末の夕方見てしまった。
木次線で撮影した際の出来事。
35℃越えの気温は、線路に影響を与え、列車の運行休止につながった。
駅に行って、運行再開時間やおろち号が返ってくる予定時間を伺ってみた。
おろち号が20時を過ぎて終点駅へ帰り、車両基地へ回送された。
また、車両基地から、最終便の列車が回送し、始発駅から発車しました。
レールの温度が冷えて、無事に運転が再開されて、それが確認できて良かった。
でも、それまでにそこで列車を待つ私は、いわゆる非常識な行為じゃないか、撮影を止めて立ち去ったが良いかと悩みました。
だけど、立ち去ることも出来ず身体から出る汗に冷たさを感じたり、聞こえるはずのない音が聞こえたりもした。
しかし、少し遠くから聞いたことのない、でも虫のような音が聞こえてきました。
線路の奥からだんだんこちらに近づいていることに気付きました。
姿が見えてきた。軌道自転車を確認しました。
まだ、空は明るく暑い空気の中、私の前を過ぎて、奥のトンネルの中に入り、だんだん音が聞こえなくなりました。
列車と比べたら速度は遅いけど、窓のない電動自動車として、かなり早く感じるのだろう。
運転を再開するためには、時間をかけてすべてを目視するのだと知りました。
このような作業は滅多になされないでしょうけど…
鉄道って人ありきだなと感じ得た瞬間でした。
だから、撮るばかりでなくて、何か理由を付けて乗っていきたいと感じました。映画でしか見たことない光景を、先週末の夕方見てしまった。
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