
「県民投票の結果を真摯に受け止める」という言葉とは裏腹に、安倍政権による許しがたい沖縄いじめは続いている。
辺野古新基地建設を問う県民投票で7割を超える「反対」票が投じられ、沖縄県民の民意は明確に示されたのにも関わらず、辺野古の埋め立て工事は県民投票翌日も続行された。
3月1日には、首相官邸で玉城デニー沖縄県知事が安倍首相と面会したが、そこでも安倍首相は「結果を真摯に受け止め、基地負担の軽減に全力を尽くしていきたい」「(普天間飛行場の)危険な状況を置き去りにするわけにはいかない。もはや、先送りできない」と述べるばかりで、県民投票の結果を本当の意味で「真摯に受け止め」る気配など微塵もない。
しかし、本土メディアは公然と行われている民主主義の破壊行為をまともに扱おうとはしない。
そんななかでも、本当に数少ないながら、きちんと声をあげる人と番組は存在する。上田晋也(くりぃむしちゅー)が司会を務める『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)もそのひとつ。3月2日放送回のなかで、上田は沖縄県民投票後の安倍政権の対応をこのように痛罵していた。
「沖縄の基地問題なんて言ったりもしますけれど、これは日本の基地問題ですからね、そもそも」
「沖縄の県民投票。『この結果を真摯に受け止める』と安倍総理はコメントしたわけなんですけれども、政府の対応はまるで真逆と言いましょうか、真摯に受け止めるっていうのは、無視することなのかなと思ってしまいそうな対応なんですけれども」
上田が指摘する通り、安倍政権が貫いているのは「米軍基地問題はすべて沖縄に押し付ければいい。異論は認めない。対話する気もない」という態度だ。
まるで、「沖縄は日本ではない」と言っているかのような振る舞いだが、実際にそれは安倍政権の閣僚の言葉にも表れている。
岩屋毅防衛相は2月26日の記者会見で県民投票の結果に対し「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし、国には国の民主主義がある」と発言。
28日の衆院予算委員会で釈明したが、安倍政権が沖縄の人々に対して露骨な差別意識をむき出しにしていることがよくわかる発言だ。
これに対し、上田は「他の大臣の話ならいいということでは決してないんですけれども、防衛大臣が『日本には日本の民主主義がある、沖縄には沖縄の民主主義がある』。日本全体の防衛を見るべき人の発言なのか」と批判している。
ただ、こうした沖縄いじめは安倍政権だけの問題ではない。本土メディアの「傍観」や「沖縄無視」も、政府の沖縄いじめへの加担そのものだ。米軍基地問題は沖縄だけの問題でなく日本全体の問題にも関わらず、多くの本土のメディアは沖縄の県民投票についてまともに扱わず、それどころか、NHK、読売新聞、フジテレビといった安倍政権御用メディアは、「投票率は52%であり、全有権者では「反対」は4割弱に過ぎない」といった矮小化に必死だ。
上田はこういったメディアの問題にも言及。このように指摘している。
「政府と沖縄の溝は深まるばかり、なんて表現をしたりします。これはマスコミの側、我々のようなこういう番組に携わっている者の責任というのもあるのかなとは思うんですけれども、そもそもそこに線を引くという言い方もおかしな話ですよね」
上田晋也「沖縄の民意に寄り添うには、自分たちに何ができるのかを考える番」
政権は沖縄の民意を一切無視し、メディアも米軍基地の問題を「対岸の火事」として扱い、すべての負担と責任を沖縄に押し付けている。
今回の県民投票は、すべての日本国民が米軍基地の問題を自分たちの問題として考えてほしいという、沖縄からの訴えでもあったはずだ。これ以上沖縄の民意を無視してはならない。上田はこのように語ってコーナーを終えた。
沖縄の方々がひとつの答えを出しました。今度は沖縄以外の人たちが、日本の基地問題というのはどうあるべきなのか、そして、沖縄の民意に寄り添うには自分たちに何ができるのかを考える番だと思います。沖縄の民意に政府が寄り添う姿勢、いっさい見せません。沖縄の声を沖縄以外の人たちが考えることによって日本の声になり、それが大きな声になれば、政府の対応を変えることも可能ではないかと思うのですが、いかがでしょうか」
『上田晋也のサタデージャーナル』では、これまでも事あるごとに厳しい安倍批判を行ってきた。
たとえば、「赤坂自民亭」が問題となっていた時期には、上田が「以前、えひめ丸の事故のとき、森喜朗首相がゴルフやってて退陣まで追い込まれたじゃないですか。僕はまったく同レベルの話だと思うんですよ」と喝破。
また、その後の「赤坂自民亭」参加者の釈明に対しても、「いろんな釈明がありましたけれども、我々国民に響くようなものはないと言いましょうかね。いつもそうですよね。世間が怒ったから、取り敢えずかたちだけ謝っておこうっていうような、芯から感じているというふうには思えないんですよね」と断言している。
安倍政権を批判する放送内容に、ネット上では例によって安倍応援団やネトウヨたちが攻撃を展開していたが、それに怯むこともまったくなかった。
与党が強行成立させた議員定数増の改正公職選挙法について扱ったときも「なんて言うんでしょうね、あの特定秘密保護法案のときですかね、(法案を)強引に通して、『ちょっと私も説明不足でした』と安倍総理がね、『今後、真摯に丁寧に説明していきたい』とおっしゃいましたけど。あれ以降、1個も丁寧に説明していただいた覚えはないんですけどね。どの法案もただ強引に通して、今回も党利党略で拙速に決められた感が非常にあるんですが」と語り、自民党の傲慢な国会運営を直球で批判した。
今回も、多くの本土メディアがまともに扱わないなか、沖縄米軍基地問題に対して、テレビでこれだけ真っ当なコメントを発信した『上田晋也のサタデージャーナル』、上田晋也の存在は非常に貴重なものだろう。
ただ惜しむらくは、この番組が、毎週土曜日の朝5時30分から6時15分までという、多くの人の目に入る時間帯に放送さている番組ではないことだ。
安倍応援団が跋扈する朝やお昼のワイドショーや平日プライムタイムなど、もっと多くの人が見る時間帯で上田の発信が放送されれば、それだけでも、日本の閉塞した言論状況が改善されると思うのだが……。
(編集部)
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(๑´ω`ノノ゙ぱちぱちぱち✧
最近スゴイですね。
有名人が沖縄の問題を非難を恐れず語ってくれるようになりました。
私たちが大声で言うより、何倍も何十倍も何百倍も影響力が有り、今まで政治に無関心だった人達も考えるようになりました。
それもこれも、安倍政権の沖縄イジメ、虐待が、あまりにも露骨であり、正当性を欠き、ゴーマン過ぎたため、心ある人達が心を痛めた……
その結果だろうと思います。
上田さん、あなたの勇気に拍手!
(*´꒳`ノノ゙☆パチパチ
…… ってことを考えると、報道に携わっている人達!
(*」´□`)」 もっと頑張れ!!
そして、
この人も。

「土砂を投入していくに当たってですね、あそこ(辺野古の新基地建設予定海域)のサンゴは移しております」。安倍晋三総理がそう言い切ったのは、1月6日に放送されたNHK「日曜討論」だった。しかし、すぐに明らかになったのは、移したのはたった9群体にすぎなかったという事実。まあ、その数だけは移したのだろうが、埋め立て予定海域で移す必要があるサンゴは、小さいものを含めると3万8760群体もあって、うち94群体はすでに破壊されてしまったという。それにもかかわらず、移したからもう埋め立ててもいいだろう、とはあまりに酷い言い方ではないか。
実はこれらのサンゴは、一つも壊してはいけないものだ。なぜなら、絶滅危惧種のオキナワハマサンゴと、準絶滅危惧種のヒメサンゴだからである。
事実でないことを平然と言うなんて言語道断だが、メディアもそれを正していくべきだろう。NHKも総理の発言を“ファクトチェック”すべきだったのは言うまでもない。それなしに、発言がそのまま流されるだけなら、言った者勝ちになってしまう。「日曜討論」の司会を務めていた2人は、なぜ総理に突っ込みを入れなかったのだろうか。僕が司会者だったら、間違いなく突っ込んでいたのだけど。
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石田純一さん
何かとマスコミに叩かれてるが、叩かれる意味が私にはわかりません。
すごく、真っ当なこと言ってるのに、何故か日本社会はこの人を叩きまくります。
なんで??
芸能人だから政界に進出するな?
そんな奴、他にもたくさんいるでしょうが。
むしろ、
今のような
アホ総理やアホ大臣、アホ官房長官よりは、はるかにマシだと思うのですが〜〜
ォォ────ィッッ *`Д´*)ノ*`Д´*)ノ*`Д´*)ノ
あまりにも辺野古に執着して、このまま行くと、もっと大きな物を失いますよ。
で、
なんだか騒がしい日本上空

米空軍、B-52H戦略爆撃機で日本周回
米太平洋空軍は、フジテレビの問い合わせに対し「2019年3月4日、グアムのアンダーセン空軍基地から2機のB-52Hストラトフォートレス爆撃機を離陸させた」として、米朝交渉の後、B-52H大型爆撃機を活動させたことを認めた。
そして、「爆撃機の1機はグアムに帰還する前に南シナ海付近で訓練を行い、もう一機はグアムに帰還する前にアメリカ海軍と航空自衛隊の部隊と協力して日本の近隣で訓練を行った。
C爆撃機継続プレゼンス(CBP)任務は米軍の即応性を維持し、軍の統合及び合同の相互運用性を改善するための重要な要素である
2004年3月から日常的に使用されてきた米国インド太平洋司令部のCBP任務は、国際法および自由で開かれたインド太平洋に準拠している」と説明した。
B-52H爆撃機は、射程約2800km級の核弾頭搭載AGM-86B巡航ミサイルや射程1100km以上の通常弾頭搭載AGM-86C巡航ミサイルを最大20発搭載可能。
南シナ海に飛んだ1機のB-52Hは、中国をけん制したとみられる。
だが、もう1機のB-52H爆撃機の動きに関して、航空機の動きの情報を扱う専門サイト「@AircraftSpots」が作成した図によると、グアムを離陸したB-52H爆撃機の1機は、沖縄県の南東から北上して、東シナ海に入り、九州と対馬の間を通って、日本海へ。本州の西側に沿うようにして、北東に向かい、青森県と北海道の間を抜けて、太平洋に出て、グアムに戻ったことになる。
上記のAGM-86Bなら、東シナ海に入ったあたりから日本海飛行中は、北朝鮮が射程内ということだったのだろう。
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米朝が物別れに終わったから、爆撃機を飛ばす?
なんだそれ??
日本のマスコミの報道は、首脳会談の中身を推測の域で語る専門家の意見ばかり連日垂れ流している。
この爆撃機が飛んできた理由も米軍発表ではないが、この記事を読むと、
『米朝首脳会談後に、活動を開始した』
『航空自衛隊と訓練を行った』
『中国を牽制したとみられる』
『日本海飛行中は北朝鮮が射程内ということだろう』
とある。
半分は推測だ。
その報道に、ネトウヨ達が興奮している
次のとおり
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┐(´д`)┌
『日本を守ってくれてる』
『韓国は敵だと思ってる』
『そのまま北を攻撃して』
なんだか脳天気な意見ばかりではしゃいでいる。
今回の米朝首脳会談が挫折したのを、喜ぶ唯一の国は『日本』
と、韓国のメディアが報じてたが、確かにそのようですね。
韓国のメディア、(๑•̀ㅂ•́)و✧ ホントでしたね。
この浮かれたネトウヨ達、
日本は守られている!
米国は、韓国を敵と見なした!
南北もろともやっつけてくれ!
みたいな事言ってるが、なんて薄っぺらい考えなのか……
日本周回、つまりこれは、朝鮮半島、中国、そして日本も簡単に制圧できるというアピールなんだが。
自分らは『お友達』なので特別優遇されてて、強いアメリカが、悪者の周辺諸国をやっつけてくれる!という妄想。
ホントに、大丈夫なのか、日本人!?
そして、日本周辺で訓練を装った威嚇と偵察。
アメリカに制空権を握られてるので、当然といえば当然。
これはメディアの責任だ。
この記事を読めばわかるが、強くてカッコイイ米国が、日本と協力して北朝鮮と中国を敵視し、いつでも殺れるんだとアピールしている論調で書かれている。
安倍政権に買い殺されたメディア、アメリカから言質を取ってきてから報道して欲しい。