詩人・伊藤比呂美さんがカリフォルニアと熊本を行き来して一人暮らしのお父さんを遠距離介護する話。
普段は朝夕ヘルパーの訪問で暮らす。
アメリカの伊藤さんは毎日のように電話をかける。お父さんは退屈と戦っている。
熊本に帰ってきたときは、なるべくお父さんに付き合う。
いい時もあり、ヨレヨレの時もあるお父さんが亡くなるまでの言葉が綴られている。
伊藤さんは、その昔 「良いおっぱい・悪いおっぱい」 というエッセイを書かれていてその本音トークに随分励まされた。
知らないうちに離婚してアメリカの人と再婚していた。
親というものは、いくつになっても娘がかわいいのだなあと、しみじみした。