二つの子宮で同時妊娠の女性、別々の日に双子出産 米
2023/12/23 17:24
(c)Rodrigo BUENDIA
/ AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】生まれつき子宮が二つあり、両方の子宮で妊娠していた米アラバマ州の女性が22日、双子の女児を別々の日に出産したことを明らかにした。
自らの妊娠についてインスタグラムアカウント「doubleuhatchlings」で発信してきたケルシー・ハッチャーさんは、「奇跡の赤ちゃんが生まれた!」と投稿している。
出産予定日はクリスマスの25日だったが、誕生は、きょうだいがそろって自宅で休暇を過ごす時期に間に合った。ロキシー・レイラちゃんが生まれたのは、19日午後7時49分。レベル・レイクンちゃんは翌20日午前6時9分に誕生した。
ハッチャーさんは、「自分たちが統計上非常に珍しいので、それぞれ自分の思い通りに生まれるべきだと考えた」のだろうとしている。
ハッチャーさんは娘たちと共に既に退院しており、今回の出産については、おいおい詳細を明らかにするとしている。
女性の約0.3%にみられるとされる「重複子宮」が自分にあることは、ハッチャーさんは17歳の時から知っていたという。
ハッチャーさんはこれまでに3人を出産。重複子宮の女性は妊娠合併症のリスクが高いが、これまでの子どもは3人とも正期産で健康に生まれた。
今年5月、妊娠8週目の超音波検査でそれぞれの子宮で同時に妊娠していることが分かった。
アラバマ大学バーミンガム校の女性・乳幼児センターでハッチャーさんを担当した産婦人科医によれば、二つに分かれた子宮で同時に妊娠するのは極めてまれ。ハッチャーさんは「5000万分の1の確率」だと聞かされたという。
最近では、バングラデシュで2019年、20歳の女性が最初に1人目を出産し、26日後に健康な双子を出産したケースが広く知られている。 【翻訳編集】AFPBB News