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性的マイノリティーの人たちの生きづらさの解消につなげたい

2023-12-29 12:04:03 | ニュース
2023年10月2日、朝日新聞社

 性的マイノリティーの人たちの生きづらさの解消につなげたい――。そんな思いを胸に、いわき市の高校生が全国から集めた署名が約5千筆に達した。こうした動きを背景にいわき市内では「ジェンダーレス制服」を導入しようとする中学校も出てきた。

 いわき市の高校3年生割谷(わりや)洋恵さん(17)は7月、「多様性を認め合ういわき市を目指す会」のキックオフイベントを開いた。性的マイノリティーを理解し、支援する人たちは「アライ」と呼ばれるが、割谷さんもその一人。会の仲間には、同市の当事者やアライ約10人がいる。

 「性差にもとづく生きづらさ」に関心を抱いたきっかけは高校1年生の冬。複数の企業訪問で、役員の肩書がある人の多くが男性で驚いた。「学校では女性が生徒会長やホームルーム長として活躍しているのに、社会に出たら先頭に立つのは男性ばかりなのか。私が働くころには、もっと多様な価値観が当たり前の社会になっていてほしい」との思いが芽生えた。

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 さらに今春、同市で開かれた性的マイノリティー当事者らの交流会に参加し、「多様な性」を知った。「親にも話せない」「いわき市では生きづらく、都会に出た」などの体験談を聞いた。

電通グループの調査によれば、日本在住の20~59歳では9・7%が性的少数者の当事者という。身近にいる当事者が偏見や差別にさらされている事実に心が痛かった。
 仲間と勉強会や話し合いを重ね、同性同士などのカップルの関係を公的に認めるパートナーシップ制度などの導入を市に求める署名活動を始めた。10月、全国から集まった5228筆を市に提出した。

 制服の選択制も要望に盛り込んだ。毎日着る制服だが、男子がスラックス、女子がスカートと決まっていることが多い。その苦痛が不登校の原因になることもあり、要望書では「着たくない制服で学ぶ権利を侵害されてしまうのは問題」と指摘した。スラックスは防寒の側面もあり、「選べることでメリットがあるのは性的少数者だけではない」とも思う。
 文部科学省は2015年、本人や保護者の意向を踏まえ、自認する性の制服や体操服などを認める支援ができると通知した。埼玉県では23年度から全ての県立高校で女子生徒がスラックスを選べるようになるなど、各地で導入が広がる。一方、福島県教育委員会の担当者は「制服については各学校の判断。悩みがあれば個別で相談してほしい」としている。割谷さんは「当事者からは言いだしにくいし、各学校の判断では進まない。県全体で方針を示してほしい」と訴える。
 当事者でなくても、困っている人がいる現状を知ることはできる。「アライ」として応援できる。署名なども追い風となり、いわき市立のある中学校では来年度から自分の好みに応じてスカートやスラックス、リボンやネクタイを選択できるジェンダーレス制服が始まる。

「制度の導入や署名活動そのもので、私たちの価値観や問題意識が、より幅広い世代に広がることを期待したい」(力丸祥子)




新型コロナワクチン接種の自己負担額 最大7000円程度

2023-12-29 07:38:09 | ニュース
新型コロナワクチン接種の自己負担額 最大7000円程度 厚労省
2023年12月22日 22時27分 
来年度から一部自己負担が求められる新型コロナワクチンの接種について、厚生労働省は、接種費用の自己負担額を最大で7000円程度にする方針を決めました。

新型コロナワクチンの接種は、現在は費用が全額公費負担で、無料で受けることができますが、来年度以降は季節性インフルエンザなどと同様に、原則費用の一部自己負担を求める「定期接種」で行われます。

定期接種の場合、国の交付税で、接種費用の3割程度を補助した上で接種が行われますがコロナワクチンはインフルエンザワクチンと比べると高額で、厚生労働省の専門家会議では委員から「自己負担が高額になることへの対策を考えてほしい」と意見があがっていました。

こうした中、厚生労働省は、接種費用の自己負担額を最大で7000円程度にする方針を決めました。

ただ、ワクチンの価格が高い場合に、差額を国が補助するかどうかなど、自己負担額を7000円におさめるための方法については、今後検討するということです。

このほかに、自治体独自の補助が行われた場合は、さらに負担額が少なくなることも考えられるとしています。

一方、定期接種の対象者は65歳以上の高齢者と、60歳から64歳で基礎疾患がある重症化リスクの高い人で、これ以外の人は「任意接種」となるため、自己負担額は7000円を超える見通しだということです。
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LINEヤフー 不認可のネット広告に「ダークパターン」増加

2023-12-29 07:32:31 | ニュース
LINEヤフー 不認可のネット広告に「ダークパターン」増加
2023年12月29日 5時09分 IT・ネット
インターネット広告配信大手のLINEヤフーは、2023年上半期、ネット広告の表現や画像が不適切だとして認可しなかったアカウントの数が3900件余りに上ったと発表し、中でも、消費者を不利益な判断に誘導する「ダークパターン」と呼ばれる手法などが増加しているとしています。

LINEヤフーは、配信しているインターネット広告について、独自の基準で審査し、誤解を招くような表現や強い不快感を与えるなど、不適切なものは広告主の事業者のアカウントも含めて停止しています。

LINEヤフーによりますと、2023年上半期に、認可しなかったり停止したりしたアカウントは3914件に上り、去年の下半期に比べておよそ100件増えたということです。

このうち、
▽長く販売しているにもかかわらず、「今だけ安い」などとうたい、購入を急がせるなど、消費者を不利な判断に誘導する「ダークパターン」と呼ばれるデザインなどを伴う広告や、
▽電子書籍や出会い系などのサイトで、過度に性的な表現で不適切だと判断した広告が、目立って増加傾向にあるということです。

LINEヤフーは「ダークパターンを含め、ユーザーをだますおそれのある広告のアカウントは、審査で非承認や取引停止の対応を行っています。

今後も皆様に安心してサービスおよび広告をご利用いただけるよう努めてまいります」としています。

女子高校生、抱きしめて飛び降り阻止「ここで人生を終えたら悲しむ人がたくさんいる」宜野湾署…

2023-12-29 07:27:47 | ニュース
女子高校生、抱きしめて飛び降り阻止「ここで人生を終えたら悲しむ人がたくさんいる」 宜野湾署から感謝状 沖縄
2023/12/28 10:35
イメージ写真
(琉球新報)
 宜野湾署(仲本貴署長)は25日、宜野湾市大謝名の国道58号で歩道橋から飛び降りようとしていた女性を発見し、声をかけて救助したとして、北中城高校3年の国頭柚花さん(17)=宜野湾市=に感謝状を贈呈した。この日は2学期の終業式。体育館の舞台で仲本署長から感謝状を手渡された国頭さんに、全校生徒は温かい拍手を送った。

 国頭さんは今年11月末、学校から帰宅中に歩道橋の手すりを乗り越えようとしている成人女性を見つけた。女性は電話をかけ、泣きながら電話相手に「ごめんなさい」などと話していたという。

 国頭さんは階段を駆け上がり「どうしたんですか」と冷静に声をかけ、女性の手を握り、引き寄せた。「ここで人生を終えたら悲しむ人がたくさんいる。一緒に下に降りましょう」と語りかけ、通報で駆け付けた警察官に引き継いだ。

 宜野湾署によると、女性は国頭さんに「大丈夫だよ」と声をかけられ、抱きしめられたことで、不安定だった感情が落ち着いたという。国頭さんんは「ためらいはあったが、考えているうちに女性は飛び降りたかもしれない。行動に移した方が良いと思った」と当時の心境を振り返った。

 仲本署長は「女性の命を救った勇気ある決断と行動に感謝する」と語った。

(西田悠)