オレンジ色のハサミ

フィンランドのフィスカルス村は＜製鉄の村＞だそうです。１９Ｃ始め製鉄所が目覚ましく発達して多くの鉄製品を生み出しました。なかでもこの写真のハサミは有名で、取っ手のオレンジ色が特徴です。
この村には、いまでは色んなジャンルのアーティスト達が集まってきているそうです。それは、製鉄時代から培ってきた文化的創造的な空気でしょうか。老朽化した建物、昔の穀物倉庫、学校などを利用して工房を作り、今もそこで作業をしているらしいです。個人だけでなく、村も土地、建物を安く提供することで村の再生化に協力して、世界でも例を見ないユニークな芸術村ができあがったそうです。
京都鷹ヶ峰にあった光悦の芸術村を思い出しました。もっと規模は小さくものでしたが。
フィスカルス村の周りの風景もナカナカのようです。作品だけでなく、この村の全体の空気が素晴らしいデザインを生み出す元になっているのでしょうか？
一度は体験してみたい空間です！