カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

沖縄の観光を考えていたら・・・

2011-07-14 07:37:09 | リゾートホテル

沖縄でホテルを運営しているなかで、沖縄の観光をどう楽しんで頂くことがお客様にとって素晴らしい経験につながるのか・・・どんどん妄想が広がって収拾がつかなくなって来た。誰に照準を合わせれば良いのかどんなお客様に来て頂きたいのか?そう考えて、ふと自分の周りを見渡してみたら・・・。自分達の環境を知ることが先ず必要だと思いついた。30室のヴィラタイプで、大勢の人たちを一度に迎えるには不向きなホテル。団体のお客様がご利用されるホテルではない・・個人のお客様がのんびりと大切な時間を贅沢に過ごして頂けるホテル。スタッフの数も多いわけではなく、1人2役での仕事をこなしている。この現実の中で、できることとできない事を考えてみた。

多分、このホテルを一番良く知っているのは、お客様ではないだろうか?飛行機にのって沖縄に行こうと思い付いた時にどんなイメージで沖縄を目指して旅行に行こうと考えるのか・・・。青い空?エメラルドグリーンの海?沖縄の文化?それとも、くつろぐための時間を求めて・・・。

カンナリゾートヴィラと言うホテルは高級なリゾートホテルではありません。このホテルは、時間を忘れ、日常を忘れてのんびりとくつろげる空間とやさしさがある。そこに、沖縄の空気がいっぱいに満ちている。亜熱帯の植物。自然に満ちた庭園。海を望むヴィラ。満室でも、お客様同士が顔を合わせる機会は、そう多くない。沖縄は、世界でも有数の自然環境を持っている。しかし、最高級リゾートとしての顔は、無いに等しい。道路から見た景色、交通のアクセスなど環境整備には都市計画が持ち入れられている訳ではない。これから、沖縄はどこを目指すのか?もっともっとお客様に教えていただく事が沢山あるように思える。沖縄がリゾート地として観光立県として発展していく為には、もっと自分を知ることが必要なのではないだろうか?沖縄の観光事業者だけでなく、沖縄の全ての人々が思う沖縄を集めて集めて、そここからスタートしてみたらどうだろうか?



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