カンナリゾートで今日開催される10マイルマラソン。ホテルが主催してのマラソンは、沖縄県内でも、唯一だと自負している。規模は、大きくない・・けれど心のこもった大会にしたいと思う。沖縄で、マラソン大会は数知れないほどある。それぞれ特徴があり、工夫を凝らし楽しみがたくさん詰め込まれている。私達は、当初、米軍施設内でのマラソンを企画していた。3月頃から交渉を始めて10月頃まで粘り強く協議を行ってきた。問題の多い、米軍施設との連携はナーバスな問題もあるが、民間企業として地域で顔の見える関係作りを考えていた。しかし、社会情勢や地域の人々の心情を考えた時、簡単な問題ではないと改めて考え、宜野座村内を走り抜ける10マイルマラソンとした。短い時間で、一人の男性社員Wさんが奮闘して今日の大会にこぎ着けた。これはもう脱帽としか言いようのない努力だったと言える。
だからこそ、今日の大会を無事故で成功裏に終わらせたいと思う。
宜野座村内、ゴルフ場の中を、軍関係者が訓練に共同使用しているの急な上り坂を、ダムを、サトウキビ畑をイチゴ畑を走りぬける。トリッキーなコースと言える。
もう無理と思われた大会も、一人の社員の情熱で開催にこぎ着けた。
規模は小さいけれど、彼の情熱がこの大会を実現させた。
諦めることは簡単だが、理想や夢を実現するためにとにかく出来る限りの努力を惜しまずに貫いたことで生まれたと思う。協賛にはオリオンビール様、沖縄コカコーラ様、琉球新報様、崎山酒造様など企業10社が始めて付いた。最初の1歩を踏み出す勇気をもてば必ず何か生まれると教えられた。