カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

沖縄東海岸からの手紙

2012-01-05 07:11:13 | リゾートホテル

拝 啓

親愛なる友人へ

新年を迎えて元気で過ごしてますか?俺は、沖縄に来て1年になります。久しく会ってないけど、家族の皆さんも元気でしょうか?今年は、一度懐かしい顔を見ながら一杯やりたいものだね。あれから5年の月日が経ちました。年月と言うのは、あっという間だね。君の子息が大学を卒業し、無事就職して、早速海外の任地に行ったと言う話は、風の便りに聞きました。誇るべき息子がいると言うのは、何かとうれしいものだね。俺達も、親になって・・始めて気づいたことや社会的に親らしい責任なんて考えたこともなかったけど・・・。俺達が育てた子供達が社会にどのように関るかと言う年齢になった時に、初めて責任なんて思うようになったよ。

俺は、相変わらずホテルの仕事に携わっています。昔は、なんにもしなくても、ホテルが建てばお客様は、どんどん来てくれた・・・遠い昔の花火・・・を見るようだよ。

時に現実は、まったく厳しいものだね。今は、沖縄東海岸にあるカンナリゾートヴィラで仕事している。沖縄の観光も、曲がり角に来ているように思える。沖縄観光コンベンションビューローに昨年、若くて元気でたくましいリーダー新会長の安里さんが就任したことで、今年は何かが生まれて来るよう思えるよ。俺も、最後の仕事と思ってこの沖縄に来た。沖縄の良さは、たくさんある。何を磨けばよいかわからないほどある。こんなに宝がたくさんうずもれているところはほかにはないだろうと思う。今一度、観光客の人たちが住んでいる街を見直して、沖縄と見比べてみると自ずから観光をどうすべきかが見えてくるように思える。ここは、東京や大阪とは違うんだから・・・。

ところで、初夏の博多山笠で再会なんてどうだろう!それまでに、美味い店や粋な店を探しておくことにするよ。では、再会を楽しみに!

 


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