カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

故郷との再会

2011-12-15 06:54:02 | 沖縄

沖縄にある、福岡県人会に初参加。懐かしい博多弁や福岡の空気が部屋いっぱいに満ちていた。人が空気を作るんだなぁと改めて関心した。高校の後輩には特に懐かしさを感じた。体育の教師でいつも腕力で生徒達を締め付けていた(笑い)けっこう厳しかったし、今考えるととんでもない暴力教師だった(笑い)もう引退されているだろう・・。あの頃は、当たり前だった体罰。生徒達も当たり前の様に甘んじて受けていた。今では、とんでもないことになる。

福岡県人会には不思議がある。それは、山口県の人や大分県の人、沖縄県の人が結構いらっしゃる・・・・?ん?なんで・・・。そこで、事務局のお嬢様に伺ったら・・あぁそれはですね・・福岡に係った人や福岡が大好きな人なら大丈夫なんです!と自信満々に説明された。

普通は・・・。いやいやこれは福岡の普通だ!これが福岡なんだと自分に言い聞かせると、とても納得できたからおかしい。フェイスブックで「福岡すいちょ~よ~!」と県人会の呼びかけを見ていただくと一目瞭然!福岡大好き集まれ~とある。「なんだか、ゆるいなぁ~」よそ様の県に向かってゆるいなんて言えないとわかった。

会は盛大なうちに閉会したが・・始まりがいつだったか・・終わりは確か博多一本締めだったから・・あの時だと。司会の方がずっとしゃべり続けていたことは記憶に残っている。しかも、飲みながら吸いながら・・もう本当におかしい!

戦後福岡の高校に来られていた沖縄の大先輩からしばらくたってお電話を頂いた。恐縮千万である。沖縄の大先輩方から福岡を愛されていることは何よりうれしく思った、そして心強くえた。

皆さん!沖縄在住で福岡が大好きな方は、どうぞ一度福岡県人会を覗いてみてください。あなたが誰であっても、当たり前の様に迎えられることでしょう!


沖縄の冬支度

2011-12-14 06:52:24 | 沖縄

12月に入って、衣替えが始まったが、11月に本来衣替えと言う。しかし、言葉ほどではない。企業を尋ねてもあいかわらず「かりゆし」姿が多く見られる。街は、クリスマスに向けての色どりが一段と賑やかになってきているが・・・福岡出身の自分にはピンと来ない・・。

南半球を旅した時の真夏のクリスマスほどではないが、この環境は避寒地として最適な環境といえると思う。適度に寒さもあり、晴れた日の日中の温暖な気温は、まさに心地よい。

昨日、ホテル人材研修と言って小浜島から「はいむるぶし」ホテルスタッフ5人のお客様が来館。館内視察、懇談と短い時間だったけれど素敵なゲストをお迎え出来て楽しいひと時でした。外は、あいにくの雨だったけれど・・ランチに感動して頂いたことは何よりうれしかった。季節の新鮮な野菜や肉をカロリーコントロールしながら作られたイタリアンに舌鼓を打って頂いた。冬の食材を活かした食事は和食にも洋食にもつながる大切な事。

冬支度は、なにも衣装だけでなく食材やホテルの飾りつけにも始まっている。

今年も・・あと何日なんて毎日のようにTVやラジオが伝えてくる。2011年のラスト約15日をどう過ごすか・・来年に向けて新たなヴィジョンを胸に、心はもはや春を迎える準備が始まっている。桜の枝に蕾すら見えないこの季節だけど・・時が訪れると自然に蕾がふくらみ花が咲く。

季節の移ろいを楽しむ心が既に、春を抱いているように感じる。

*庭園に咲くアカバナ(ハイビスカス沖縄原種)

 


祈りの人々

2011-12-13 07:08:49 | 愛情

最近、ホテルに良く来られるお客様とお話をさせて頂きました。カンナリゾートの存在を最近知ったので尋ねて見たら、とても気にいったので・・と言うことだった。しばらく、話を伺っていたらバプテスト教会の牧師様でした。

穏やかな表情にいつも微笑みを浮かべていらっしゃる姿が印象的でした。宜野座村に小さな教会を建てて信仰に励んでいらっしゃると言う。それでも、何故?韓国の方々と・・とこの辺りのことに無知な自分が・・。初歩的な質問?を問いかけてみたら・・。この沖縄と言うところを祝福にこられると言う。

祈ると言う行為は、人間だけが持つ高度な行為という。動物と人間の大きな違いは、ここにある。思想や文化や宗教は違えども、人間と言う限り平和や幸福を祈るという行為が必ずある。

沖縄はアジアの玄関口。厳しい、悲惨な歴史を味わって来た地域だからこそ、こうしてアジアの友が祈りを捧げながら尋ねて来てくれるのだろうと思った。その意味では、沖縄は、世界への窓口だと思う。特に、アジアの窓口としてこれから大きな使命と責任を持っているように思える。そこには、庶民の祈りや人々の交流から始まる平和な心への想いが大切だと思う。

来年は本土復帰40周年。日中国交回復40周年と言う節目の年。沖縄の地下や取り巻く空気に胎動する新たな光が生まれて来るのかも知れない。

 


12月9日

2011-12-12 06:52:25 | リゾートホテル

12月9日は「障がい者の日」でした。この日は、カンナリゾートヴィラで「満月の癒しイベント」開催。早朝の雨も止み、たくさんの方々にご来館頂きました。本館駐車場は、満車状態で、レストランもランチ完売となりました。

ありがとうございました。

様々な障害を乗り越えて、元気に生きる姿を見せていただき感動で胸がいっぱいになりました。その中でも、絵描人(えか~ちゃ~)木村さんの首里城の絵は、とても素晴らしく現在カンナのプロムナード(本館メイン通路)に展示させて頂いています。全身麻痺の宮城幸春さん、(22歳の時にダイビングで事故に遭って現在)のハーモニカ演奏には涙を誘いました。ケントミさんの演奏もトミさんの命を絞り出すようにしての演奏。

障がいを乗り越えて生きている彼らとの会話はいたって普通。何が食べたい?何が好き?笑い声が絶えない普通の若者。笑顔がいっぱいの「満月癒しイベントになりました。」性同一性障害の服部さんとは、彼が忙しくゆっくりと話をする時間なかったけど・・FBのことで 「オープンな関係って?」えっ!それってまずいこと?服部さんのアドバイスで昨日FBのプロフィール編集。そしたら・・なにかあった?と問合わせ?・・・む~これはこれは世の中に出す言葉にはよほど注意がいると反省しきり。

余談が過ぎてしまった・・カンナリゾートは、「沖縄の奥座敷」誰もが心地よく癒しに満ちたホテル。へぇ~こんなホテルがあったんだ!初めてだね!と皆さんから・・・。カンナリゾートは、人が真ん中にいることを大切にしている。食も自然もスタッフも・・みんな適度に心地よい・・・障がいを持つ人にもそうでない人にも同じ環境がいつもここにある。

笑顔になりたい時は、カンナリゾートに行ってみるといいかも?

*当日は朝から琉球放送さんの取材でした。山本アナお疲れ様でした!

 

 


休日

2011-12-11 06:44:38 | 沖縄

久しぶりの休日は。読書三昧の1日。沖縄のエッセーストクラブのエッセイ集を借りて読んでいる。「赤瓦」「うりずんの季節」と読みながら、沖縄の歴史や人々の人生が軽妙に描かれていることに徐々に心惹かれていた。改めて、歴史本を読むより構えることなく沖縄の人々の歴史や生き方に触れることができて、読んでいて時間を忘れてしまう。

普段は5時前に起床して、目覚めのシャワーを浴び、朝食を整えて6時30分前後は家を出る。歩いて出勤する日もあれば、車で出勤する日もある。歩き出してからは、自然に触れる機会が増えて精神的にも心地よい時間を持てるようになった。

前日は、ケントミさんの演奏と癒しイベントが開催されて賑やかな1日だった。100人を越える人々が訪れて大盛況の様子だった。トミさんの体調が気にかかって毎日ケントミブログを読んでいた・・・。お昼頃、トミさんが現れた時は、正直驚いた!生きる力!壮絶な生き様に心打たれた。演奏中のトミさんの姿は、涙なしでは見られなかった。

休日を過ごす中で、前日のケントミさん達の生きる力が伝染したのか・・心持ち興奮が続いていた。穏やかな興奮が続く中で、自分の仕事のあり方やこれからの生き方を静かに考える1日となった。

「沖縄」と言う土地の文化や歴史に触れるたびに無知だった自分が申し訳なく思えるようになって来た。誰にと言うわけでもなく・・・歴史を正確に伝えることの重要さを改めて感じた1日だった。