通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

「救急車を!」

2009年10月13日 | ただいま通勤中
こんばんは

今朝は気合を入れて、1本前どころか2つ前で行きました。
途中で、日の出を見て、あー早く起きたのだなと、実感しました。

まあ、車内では寝てました。そりゃ眠かったんです。

駅について、バスに乗り換えました。
「時間が早い割には、混んでるな」田舎の人とて、混雑する車内は苦手です。
吊り革も空きがないくらい。朝からちょっとついてないな。

知り合いは居ないかな、と見回しても誰も居ない。
目に付いたのは、女子高校生が、体を”くの字”に曲げて、如何にも辛そうに立っている姿。
「気分が悪いのかな」と周囲を見渡すと、ちょっと離れたところから心配そうに見守っている同級生らしき学生。

誰か代わってやればと思っても、一番近くの席に座っている女性は、気がつかない様子。

あっ、隣のおばさん(失礼私よりずいぶんとお若い女性でした)が気がついた。
「代わりましょうか」と声を掛けた。

高校生は、声も出ない。

「大丈夫?」手を引きながら話しかけるが、返事なない。
周囲の乗客も席までの通路を空けた。

バスの運転手さんも「大丈夫ですか、次の停留所で降りたほうが良いですか」

そうこうするうち、女子高生ば席に座ったが、顔どころか全身白い。血がなくなったのではと思えるほど、透き通っている。

「痙攣している」誰かの叫び声。
「救急車を」切迫した声も混じる。

次のバス停に留まったが、降りられそうにない。
運転手さんが携帯電話を取り出した。

「近くに消防署がある。そこまで走ったほうが早い」と乗客の声。

バスは走り出し、消防署の玄関の歩道上に止まった。

運転手さんが、走り出て消防署に飛び込んだ。

なかなか救急隊員の方は出てこない。

やっとストレッチャーを押した隊員が・・・

2人がかりで、バスから連れがし、ストレッチャーに横たえた。

この間乗客は文句も言わず、見守ったり、邪魔にならないため車外に出たりした。
ただ小学生が物珍しそうに、ついて回っていた。

この結果はどうなったかは、不明です。
まさか、電話で問い合わせるわけにもいかず。

バスが消防署に横付けするという10分間のドラマでした。嘘の様な本当の話です。