教則本の執筆やギターマガジンでの連載で、ギター好きにはその名がかなり知れ渡っている、ギタリストの加茂フミヨシさん。本人にこのブログのことは断りを入れてないんだけど、私は彼の高校時代の同級生なので、昔話を書いてみます。
その前に、先日のニコニコ動画でのギターオンラインレッスンがギネス記録になり、7月1日付で群馬県の地方紙である上毛新聞に加茂君を紹介する記事が掲載されたので、少しずつでもこの話題が広まって行けばいいなーと、否が応でもひいき目で見ているのであります。
加茂君と高校で初めて会ったとき、簡単に言うと、「洋楽の話が普通にできる」という共通性が付き合いのはじまりでした。最初は Bon Jovi、Europe等の当時流行のハードロック、そのうちマイケルとかワムとかバナナラマとか、ちょっと昔を振り返る80年代ポップス、その後はメタリカのリフを口ずさみ笑いながら興奮し、イングヴェイ、ヴァイの速弾きに憧れるギターオリエンテッドな方向に話題が変化していきました。
BonJoviがヘッドライナーのカウントダウンライブに一緒に行ったことも忘れられません。今の学生さんは実感がないかもしれませんけど、当時、東京ドームのカウントダウンといえば洋楽アーティストの祭典。そんな時代だったんです。
もともと加茂君はエレクトーンを弾いていて鍵盤が得意だったので、彼の家に行って当時フロッピーに入っていたMIDIファイルを再生して遊んだり、吹奏楽部でもないのに音楽室に入り浸ってピアノ弾いたりCD聞いたりしてました(先生ごめんなさい)。そんなこんなを繰り返しつつも、結局、当時は2人ともギターを弾いてなかったんです。
大学に行ってしばらく経ち、加茂君のギターの技術が急激に上昇していくことにビックリしました。相当練習してるな、と。会うのは年に1回か2回くらいになったものの、酒飲んで、イングヴェイとインペリテリの教則ビデオをみてピッキングの正確性を比較したり、メタリカのダウンピッキングを爆笑しながら分析したり、夜通し語ってましたね。いわゆる学生ならではの音楽談義・ギター談義ってやつです。
そして今、僕の暮らしに欠かせない雑誌「ギターマガジン」で、同級生が連載しているという事実。ギネス記録を達成した指導者としての力量。誇らしく感じるし、彼のギターに対する真摯な姿勢に敬意を払うことしきりです。
例えば、ギター選びにしても、ネットに書き込まれた皆さんの感想を読んで参考にしたり、興味のある音楽の紹介文を読ませてもらったり、調べ物としてだいぶ使わせていただいているホームページやブログ。
そろそろ自分の趣味趣向を紹介し、たとえ数は少なくとも、それを読んでいくばくか参考にしていただける方がいらっしゃれば、という思いでブログをはじめることにしました。
これまで私が散々調べて参考にさせていただいたことに対する恩返しの気持ちで、勝手に、雑駁に、時に詳細に、書き連ねようと思っています。