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ギターと音楽に関する雑感

Gibson Les Paul Standard '98

2011-07-12 | 楽器

99年5月の連休中に渋谷の石橋楽器で購入しました。渋谷にある別の楽器屋でも同一ラインのものがあったので、カタチだけ弾き比べをしましたが、当時は違いが分かるはずもなく、単に1万円安かった石橋さんでの購入です。

Dsc_0040_3 98年にUSAレギュラーラインが仕様変更されて、スピードノブ、グローヴァーペグが標準装備。「ジェフベックのレスポールに近いなー」という見てくれの印象から即決です。当時、カスタムショップ製57年型でエボニーフィニッシュのリイシューがあったことを記憶しているんですけど、高かったし、貯金もないし、レギュラーラインを買うことに迷いはなかったです。

ここから、ギター探究の第2幕がスタートしました。音を出してみて、触ってみて、ポリエステル塗装とラッカー塗装の違いを初めて感じましたし、それまで思っていた、「ハムバッキングであればどんなギターでもほとんど同じ音がするんだろう」程度の認識がくつがえされました。B'zの松本さんがヤマハのギターでカッティングしている音とレスポールでカッティングしている音の違いを、自分で音を出してみて、やっと、「あっ、なるほど!」と感じたといいますか。 もちろん自分が同じように再現出来ているわけではないんだけど、音の違いは分かる。体験は大きいものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dsc_0044_2買った後で「ペグはジミーペイジと一緒の形だなー」なんて気がつく知識の無さ。でもまあ、本当はベックへの憧憬が強く、「ダンカンのJBをリアにつけて、フロントにはJazzモデルをつけて・・・」というピックアップの交換に打って出るのです。97年に発売されたリットーさんの「リプレイスメントピックアップのすべて」を隅々まで読んでいたので、気になったら交換したくてしょうがなくなりました。オックスブラッドのベックモデルに付いているピックアップとは違うことは承知の上です。

 

 

 

 

Dsc_0043_2 その後、カスタムショップ製のレスポールを楽器屋でながめ始めると、どことなく印象が違うことに気が付き始めます。ペグの大きさで分かりにくかったけど、ほんのちょっとだけヘッドが大きい。そして、エスカッション、ピックガードとスイッチプレートの色が、カスタムショップ製に比べて濃い。ちなみにジャックプレートは金具でした。

どうも気になる・・・。ヘッドの大きさは変えられないとしても、せめて目立つピックガードとスイッチプレートは薄い色のモノに交換したいと思い、気長に楽器屋でちょこちょこ探し続け(多分)2年ほど、エスカッションも含めて淡い色のモノが見つかり、交換しました。

問題だったのはピックガード。「発見!」と思って買ったはいいものの、フロントピックアップ付近のネジ穴の位置が少しだけ違ってネジが通らない! 少し悩んだ挙句、これまでの穴をパテでふさぎ、キリを使って新しく穴をあけました。後悔はありません。

でも嬉しいことに、フロントとリアの距離が合わず、リアピックアップ付近で隙間が生じました。まさにベックと同じ!

これだけ手をかけて、思い入れはあるんですけど、実は人前で一回も弾いていないという、可哀想な放置プレイを続けています。特に、バンドでの立ち位置がもっぱらヴォーカル&ギターとなり、ギターソロはまず弾かず(弾けず)、手にするギターはアコギかテレキャスとなってしまった今、ライブで使う可能性はますます少なくなっています。もちろんこれを持って歌ってもいいんですけど・・・重いからなー。でも良いギターだし、どこかで必ず使いたいと思い続けています。

コメント
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