認知症と向き合って

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

介護保険制度について

2008年08月24日 12時05分37秒 | Weblog
 2002年当時の介護保険制度について

当時、痴呆に対する認識が低く、健康で徘徊をする母に、介護度1の認定が

決定されましたが、

私自身の生活や将来の不安など、抱えている問題が多く、納得できませんでした。

施設に入所するには、申し込み順でした。

どこの施設にも、150人前後の申し込みがあり、入所するには、3年ぐらい待ちと言われていました。

他人は、「人に迷惑かけないうちに施設に入れなさいとか、
     仕事もしないで、親に食べさせてもらって、結構な身分や」とか、一部の心無い人に言われましが、

施設の入所が順番待ちである為、私には、どうにもならない状況でした。

徘徊する母を、一人にして私は仕事にいけるのでしょうか?

行方不明になったり、火事を出したり、何をするかわからない母を一人にして

そんなこと出来ません。何か起こったとき、生涯、後悔することになります。

もっと、痴呆に対する考えを見直してほしい、身体介護もとても大変ですが、

徘徊をすることが、どんなに大変なのか、わかってほしい。

施設の入所を申し込み順にしないで、その人の家庭環境や状態を重視して、

見直してほしいと、何度も役所に訴えましたが、所詮他人事です。

役所の人も、介護制度があまり、わからなく返答に困っていました。

右足の踵を、左ひざにおいて、パソコンをしたりする人がいたり、

介護係長なんて、暇すぎてすることがないのか、机に向かわず、横向いて、あくびをしながら、鼻をほじくっていました。

人がこんなに苦労しているのに、鼻をほじくる暇があるなら、
「もっと、介護の勉強をしろ!」と、怒鳴りたかったぐらい腹が立ちました。



数年後、介護制度の見直しがあり、痴呆症も重視され、施設の入所の、順番待ち制度も、改善されました



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