認知症と向き合って

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

天国に咲く花

2008年12月05日 12時23分05秒 | Weblog
 私は、とても仲の良かった二人の友達を亡くしました。

 一人は、11年前、大腸がんで・・・・

体に異常がでたときには、肝臓に転移して、余命6ヶ月の診断でした。

彼女はアメリカに住んでいたので、毎日、電話とFAXで、楽しかった頃の話をたくさんしました。

私と話をすると、落ち着くと言って、いつもうれしそうに言ってくれました。

彼女は頑張ってくれました。

6ヶ月の命だったのが、1年頑張ってくれました。


彼女は、大学を卒業してから、アメリカに行ってしまったので、ほとんど、会うこともなく、

そのまま、天国に行きました。



 それから、9年後、また一人亡くしました。

2年前、くも膜下出血で倒れ、亡くなりました。


彼女は、一番身近にいてくれていたので、悲しくて、今でも忘れることの出来ない

存在の人です。

母が痴呆になってから、時々様子を見に来てくれた、とてもやさしい人でした。

2ヶ月に一度、父と兄のお墓に母を、連れて行ってくれたり、

我が家に来てもすぐに帰らずに、私がお風呂に入ってる間、

母の様子を見てくれていたり、とても助けられました。


介護疲れの愚痴など、話を聞いてくれました。

どんなにつらいことがあっても、彼女がいつも聞いてくれていたので、

介護の辛さなど、どこかへ飛んでいってしまったような気分になれました。


兄が亡くなったとき、あまりにも早すぎるなんて言ってた人が、

兄と同じ年で亡くなるなんて・・・・

あまりにも、悲しい現実です。


倒れる数年前から、頭痛がすると、内科で薬をもらって飲んでいたようでした。

亡くなる3ヶ月前、私の家で、激しい頭痛を起こしました。

どうしてこの時に、気がついてあげられなかったのか、とても後悔しました。

今でも、忘れることの出来ない生涯の苦しみです。


彼女のお姉さんから、聞いたことですが、

CTでは発見されないところに動脈瘤が3箇所あったそうです。

MRIでなければ、発見するのは難しい場所だったそうです。

ほとんどの人は頭痛がしても、あまり脳外科に行かないと思います。

私も頭痛がすると鎮痛剤を飲んで、ごまかしています。

人間ドックには行っても、脳ドックにはほとんどの人が行かないと思います。

体は健康だったのに、頭の方に病気があるなんて、考えられなかったことです。


二人とも子供がいるのに、早すぎます。

二人とも天国から、私を見てくれているのでしょう

きっと、天国で綺麗な花になっているのでしょう

この記事は、朝から書いていたのですが、

途中で涙がでて、何度も中断しながらの、書き込みで、とうとうお昼を過ぎてしまいました。


最後まで、読んでくださってありがとうございます。

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コメント (4)
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