梅雨も明けて...

2011-07-11 09:01:56 | Weblog
7/9(土)関東地方も例年より2週間も早い梅雨明けとなりました。

梅雨時(時折晴れ間)は順調に生育してきたかぼちゃにとうとうウドンコ病が発生。

昨日は消毒作業で(繁茂したかぼちゃ畑で)おおわらわでした。


しかし、かぼちゃ畑で今を盛りと繁茂し広がる大きな葉の下の世界に顔を突っ込んでみると
そこはちょっとしたマジカルワールド。
葉と葉の間から強い光が差込(木漏れ日のよう)、敷き藁をした地面と天井がカボチャの葉裏で
その空間(高さ40~50cm)がジャングルで熱帯の密林のよう。(この空間を小さな虫も飛んでいる)

「となりのトトロ」でメイが小さなトトロを追いかけて不思議な世界に迷い込んでしまった
あんな光景(以下のような世界)になんとも似ているんですよ~


「ヒェ~ッ なんか神秘的じゃん。
庭にこんな世界が広がっているなんて...驚き

葉の下に顔を突っ込み右・左・前方とカボチャの茎(まるで柱のように乱立している)の間をゆっくり
じっくりと肥大した果実がころがってないか(人口受粉以外に自然受粉しているものがないか)探し・確かめ
見つけると(古くなったスダレを小さく切ったものを)蔓を切らないように静かに果実の下に
敷板として滑り込ませるのでした。(果実が地面に接している部分は腐敗しやすく、病害虫の被害を
受けやすいのです。また何か敷ものをしないと接地部は色がのらず変色して見栄えもちょっとよくないので
手間をおしまず果実に座布団敷きは欠かせません。広大な農場ではいちいちできませんが...)

このカボチャの大きな葉はとても機能的な役割を果たす優れものなんですよ~。

1.葉の形は「じょうご」の形に似ています( 水を集めて注ぎ込む「じょうご」)。植物が育っていく上で欠かせないのが「水」。カボチャの葉は、水不足のときでも葉面で集められた水分が茎を伝って地面に到達し、(葉の付け根には茎がありその下には節根(せつこん)が地面に伸びていて)節根から水分を吸収するといった合理的に生きる術(仕組み)が施されています。

2.大きな葉は光センサーとして光合成を促進させ、果実を甘く・熟成させる働きがあります。そのため健康な大葉がうどん粉をかけたように真っ白に菌で覆われると光センサーが働かなくなり、甘みも熟成も進みません。
よくうどんこ病にやられたら葉を取ってしまえばよいという人がいますが、昨年はそうしてみたところ食味の悪いかぼちゃができあがりました。夏の強い陽差しをさえぎる健康で大きな葉がなくなり、果実に毎日直接陽が当たると日光の当たる果面が脱色し、乾燥白皮化し、腐ってしまうのです。
そのためうどんこ病を放置しておくことができないんですよ。多くの健康な葉が残っている場合はうどんこ病にやられている葉だけをちぎって済むことはあるけど、あの菌は飛んでいくので始末が悪い。

長くなるので止めますね。

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