ロビーを抜け
屋外の庭園に出た。(かつて山縣有朋が所持していた名園)
この庭園内の離れた所に高級料亭「K」があった。
歩くこと数分、後ろから着いてくる舞子たちを気にかけながら
料亭の入り口に着いた。
玄関外には年配の下足番が待っており、中へ案内してくれた。
広い玄関の扉(自動扉)が左右に開き、中へ足を踏み入れてまず感動した。
履物を脱いで広いエントランスホールに小上がりすると、
白檀(ビャクダ . . . 本文を読む
見習中の芸者(京都では芸妓という)のことを京都では舞妓(関東では半玉)という。
舞妓、半玉は振袖に髪飾りをつけている。
芸者、芸妓になると着物も髪もグッと大人の装いになる。
舞妓は一般に中卒(最近では高卒も)から20歳前後の期間限定商品(ちょっと人をこのように表現をするのは差別的で不本意だが寛容なるご理解をいただきたい)。
待ち合わせの当日、Fホテルのロビーで彼を待っていると。
大きな黒いリムジ . . . 本文を読む
日本の話をしよう。
世の中には日中から遊んでいるうらやましい男がいるものだ。
私の知人に、日本でカラオケを開発し普及させた人(男性)がいる。
彼の場合は日中は寝ていて、夕方5時から深夜2時頃までがお遊び兼お仕事の時間になる。
銀座・赤坂・六本木・渋谷・新宿と一緒に彼のカラオケを入れているお店に同行したことがある。日本人・中国人・韓国人・フィリピン人のホステスがいるいろいろな店が彼のお客様だ。( . . . 本文を読む
周りにいた女の子たちまでもが同じ質問をしてきた。
まず、左側に座っていた女の子もいきなり私の左腕に抱きついてきて、
(エッエー!!何?)
「私は綺麗ですか?私のことをどう思いますか?」
八次沢だった。
すると、私が最初に「美人ですね」と声をかけた はす向に立っている女の子が左足にしがみついてきた。
(オイオイ どうなっちゃってるのん?)
<読者諸氏、言っておくが作り話じゃないぞ、ノンフィクショ . . . 本文を読む
正面に座っていたリーダーの女の子が突然私の左腕をつかみ
ぐいっと力強くひっぱった。
思わず3人の女の子が座る正面のソファーに
横倒しになる格好で倒れ座ってしまった。
(何すんだこの子は!)
すると、その子が私の声をかけた子に韓国語で怒鳴るような声を上げた。
以下はカトコトの韓国語は知っていたので推測もあるが
「この人は私が声を掛けたんだからね。
取らないでよ!」
怒鳴られた女の子が反撃した。
「 . . . 本文を読む
私の周りにいた4~5人の女の子に囲まれた。
(正面には譲ったソファーに3人が座っていた)
「皆さん日本語がわかるんですか?」
リーダーほか数人の子も応えた
「少しだけ」 (ほんとうに少しかな?)
「ソウルにはいつまでいるんですか?」
「1週間ほどいます」
「明日は何されるんですか」
(ずいぶん日本語知ってるな...頭のいい子たちだ)
「仕事です」
「皆さんおきれいですね」
「こんな素敵なチマ . . . 本文を読む
もっと韓国語を勉強しておけばよかった。
ホールでのセレモニー終了まで時間があった(彼女たちは各国のVIPたちが
ホールから出てこられたら、並んでお見送りするのがその日の大事な仕事)
私がソファーに座ったままで、見目麗しき乙女たちを立たさせておくわけには
いかないので、前に立っている2人の女の子に私の席に座るよう(英語で)話しかけた。
すると、2人掛けのソファーに2人以外のそばにいた4~5人の女 . . . 本文を読む
25の春、
韓国のソウルで国際R大会が開催された。
仕事で私も訪問し、まだ20代ということで
大会関連のいろいろな裏方の仕事に協力していた。
この大会には、韓国の有名女子大から多くの女子大生が応援に来ていた。
会場の受付&案内係、各種表彰式のときのプレゼンターにつきそうコンパニオンなど
といった役割で、
皆、それはそれは見目麗しく、素晴らしいチマチョゴリを身にまとい
20才前後の初々しい女の . . . 本文を読む
しばらく密着して踊っていると
何やら汗臭いにおいがお兄さんの上半身からしてきた。
激しい踊りをしているお兄さんの上半身を見ると、
(お兄さんは網シャツなので)
網目の間からミラーボールのライトに照らされて
汗でびっしょり、汗の粒がテカテカ胸元で光って流れ落ちているのが見て取れた。
「ウッヘー(もういい、もうたくさん)」と思った。
密着状態から離れようとすると、またピタッと寄り添ってくる。
ガツ . . . 本文を読む
カタコトの韓国語、英語、日本語のチャンポンで
コミュニケーションをとりながら
お兄さんたちとなごやかなムードになってきた頃、
隣の大柄なお兄さんが、「ダンスしましょう」とおっしゃった。
「ダンス?」
「できません!」と手を振り応える私。
「チョンマネヨ(大丈夫よ)」
「踊りましょう(それらしき韓国語)」
むりやり(すごい力で)腕を引っ張られ、フロアーの中央へ引き出された。
ムード音楽が流れて . . . 本文を読む
はす向に座ったお兄さんは
瞬きもせず、私にじっとりとした熱い視線を送ってくる
横に座ったお兄さんは私の太ももに手を乗せ、
時折ムギュッムギュッと強弱をつけながら
握るような さわりもむような 合図を送ってくる.
どッ、どおしたらいいんだよ。
すると韓国の知人は、「どうやらアマルさんは2人に気に入られたようですね」と のたまわった。
えッ、えッ~!
(冗談やめてくれ~!)
流暢な日本語を話す知 . . . 本文を読む
ずいぶん昔の話だ。
朴政権下、戒厳令がひかれ、勝手に夜間 ソウルの町中をウロウロしてたら捕まってしまう。そんな時代から韓国でも遊んでいた。
仕事で知り合った現地の人が、おもしろいところへ連れてってやるということで
「きれいな女の子のいるところへでも連れてってくれるのかな」と期待して
その人に付いて行った。
着いたところはあるビルの地下。ダンスフロアーがある広いキャバレーのような所でソファーも所 . . . 本文を読む
冬ソナ以来、日本の女性たちは韓国の男優たちにメロメロだね。
その気持ちはわかる気がする。
韓国ドラマや映画を彼女たちほど観ていないが、
「冬ソナ」「天国への階段」「初恋」だけは観た。(シルミドも観た)
それぞれに一途で純粋な男女の姿があり、
「恋愛とはそうありたい」と願う大和の乙女たちを刺激するのだろう。
私も仕事で韓国へは数多く行っていたので、
韓国の男性の愛情表現=ストレートな気質は、今の . . . 本文を読む
クレープの原材料(小麦・ミルク・卵)が日本のものと純度が違うため出来上がりの生地の旨みや香ばしさもやはり別物といえる。乳製品を材料(バター&ミルク)とするクレープ生地には、スウィーツ系(甘味類)以外のものをトッピングする場合、魚介類より肉系の方がやはり相性がいい(チーズ、ハム類)。アツアツの香ばしい生地に、グリエールチーズをのせ、さらに熟成した生ハムのスライスを上乗せし、折りたたむ。熱いクレープ生 . . . 本文を読む
パリの街角を歩いているとどこからともなくいい香りがただよってきて足を止めてしまうことがよくある。パン屋、ケーキ屋、チョコレート屋、カフェや飲食店の近くでは当たり前のことだが、クレープ屋を皆さんはご存知だろうか?日本人(観光客)はフランスを多く訪れるが、日本人が街中でクレープをほおばっている姿を見かけたことがない。(仏語ができないから買わない・買えない・敬遠してしまうのか?カタコト英語や身振り・手振 . . . 本文を読む