理乃美

ソフトとハードと論理の覚え書き

作業メモ: MI0202CL選別

2015-11-08 19:49:24 | 電子工作
以前に、秋月で4個ほどフォトカプラ MI 0202CLを購入。設計データ取得と選別のため測定。

ブレッドボードにカプラを4個並べ、LED側を直列に接続し電流制限抵抗、電流計(アナログテスタ)を介して+15V電源へ。CDS側をデジタルテスタを使い抵抗を測定。
電流制限抵抗を変え、3点で測定した結果は以下のとおり。

2.30mA, 710, 642, 436, 543
0.42mA, 2.924K, 2.762K, 1.245K, 2.009K
17uA, 349K, 280K, 43.9K, 132K

結果として、

- 個体のばらつきは大きい
- input電流値が小さいほどばらつきが顕著になる

となる。まあ、付いて来る参考資料のoutput resistance vs.input currentの表を見ればそのとおりという結果であるのだが。

No.1とNo.2のフォトカプラならペアで使えるかな?
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AMトランスミッタを初体験キットで

2015-11-05 22:28:39 | ソフトウェアFMステレオラジオ
トランジスタ技術10月号の特集第3章のAMトランスミッタだが、ループアンテナや音源を組み付けて、まずは市販ラジオ(ICF-5900)で受信実験。音源から明るいポップスを入れたのがラジオからクリアーに聞こえて、ちょっと感激。
ただ、周波数が狙った750Khz近辺でなく800KHzあたりとなった。コルピッツ単体で測ったときの、プローブ等の測定系の負荷(容量)かなりあったということなのだろう。
改めてTr3のコレクタで周波数を測定したところ803.1KHzであった。幸い、初体験キットの受信周波数にプリセットではないが801KHzがあったのと、700KHz台は市販ラジオで聞くと放送波がしっかりあって干渉が心配であることから、現状のままとすることにした。
次に、初体験キットのPLC-Link2によるAMラジオで受信を試みる。アンテナは至近距離であることからワンターン程度の長さのリード線(ブレッドボード用の配線材)を使用。試してみると、一発でOK。小音量ではあるもののスピーカーからしっかりと聞こえた。


ちなみにループアンテナは適当なプラスチックケースにウレタン線を巻いたもので、どっかで計算違いをしたかちょっと小さめの 64.62μH @100khz である。
電源は手持ちの電池ホルダの都合で 電池2本の3Vになっている。まあ、アナログは倍・半分というので大丈夫だろうという判断。
バイアスを決めているR5の値を 620オームから心持高い860オームに変更しただけで、アナログ演算回路、バイアス回路の回路定数は記事のとおり。(ちなみに、p83右下の図2でR1の値が47Kになっているけど、これは16Kのタイポかと)
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オシロはマストアイテム - AMトランスミッタ part2

2015-11-05 00:06:24 | 電子工作
トランジスタ技術2015年10月号の特集第3章のAMトランスミッタだが、コルピッツ発振回路ができたので後段の乗算回路とバイアス回路を組む。ここはスムース...とはいってもTr2のコレクタとVccとの接続を忘れるミスが一つあったけれど...

オシロスコープといった測定器を使って確認しつつ進める事は良いことだ。

私が使っているのは、中古計測器店からセールで入手した中古機。当時は低価格デジタルオシロの出始めの頃で、まあ、FETプローブだの電流プローブだのと高望みすると軽く100万は超えてしまうのを無理して買おうか買うまいかとやっていたのだが、事情もあってつなぎにとバーゲンの中古品を入手した。
が、入手してみると、スペックがそこそこだろうが何だろうが、有るのと無いのでは大違いであることを実感。

今では、同じような金額でより性能の良いものが新品で手に入る良い時代になった。
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AMトランスミッタで手間取る

2015-11-01 00:40:01 | 電子工作
LPC-Link2のAMラジオで、おそらく電波が弱いために、受信ができなかった。
なら、強い信号元を用意してリトライを...ということで、トランジスタ技術 2015年10月号の特集記事第3章にある中波帯AMトランスミッタを製作中...そう、手間取ってコルピッツ発振回路の動作にこぎつけたところ。

いちばん引っかかったのが100μHのコイル。だいぶ以前に入手したサトー電気の10Kボビンに20ターンほど巻いて測ったところ4.764μ @100kHz. (ハンディLCRメータ DE-5000使用). このボビンは何枚もつばが付いているので巻き数を増やせない。他に手持ちの10K,7Kサイズのコイルのジャンクを測ったが、いずれも数μからコンマ数μといったところで全く足りない。
一つだけ、AMラジオの局発用らしいので300μのがあったが、それはそれで大きすぎる。
ふと見るとジャンクで入手した正体不明のトロイダルが。こいつを測ってみると6ターンで142μ。じゃあ、これでやってみるか。
コイルがインダクタンス固定ならコンデンサの可変にするかということで、手持ちのトリマ/バリコンを漁ったが、これまた470pという大容量のが無い。ポリバリコンで330pというのが最大。しかたがない、コンデンサも固定値でいくか。
ということで、ブレットボードに組んだのだが発振しない。

一晩時間を空けて頭を冷やして、回路をチェックしたがやはりNG.

部品箱を見回したところ、68μのマイクロインダクタが。トロイダルをこれに変えたところ、発振OK。トロイダルコイルが問題だったのか...
発振したが周波数が高すぎるので、マイクロインダクタ2個の直列にして790KHz。
LPC-Link2のAMラジオでプリセットに747KHzがあるので、C2の470pに並列に適当なコンデンサをとっかえひっかえして周波数を合わせこみ、150pを並列にして748.5KHzにまでもっていった。
# x1のプローブや周波数カウンタの入力容量がぶるさがってこれだから後段のアナログ乗算回路を組んだら周波数も変わるだろけどね..

ハンディLCRメータで見ると、100KHzの測定で、マイクロインダクタはQが13.61、 トロイダルはQが26.9。この数値だけみるとトロイダルの方が良いはずなのだがいったい何がまずかったのだろうか。
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