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Black CatとMary Janeの女同士の戦い、1992年のAmazing SPIDER-MAN 370、371号



引き続き1992年のAmazing SPIDER-MAN (ASM)のSpider Slayers篇をレビュー。中盤の 370号、371号について。

筋書きをDavid Michelinie、画をMark Bagley、インクをRandy Emberlinが担当。添付画像は370号の表紙を使用。Scorpionとの戦いの図。BagleyとEmberlinによるもの。

粗筋をサラッとお浚い。Tinkererのアジト前でSPIDER-MANは、ScorpionとAmoeba型ロボットと一戦を交える。次の号ではAmoeba型ロボットのそもそもの製作者Strommの弟子が服役している施設に出向いたSPIDER-MANとBlack Catが巨大ロボットと戦う。

気に入ったシーンや台詞等を書き綴る。何もせずにいることに嫌気がさしたBlack Catが復活したのは必然か、偶然か。個人的にこのキャラが好きなので嬉しい。また、彼女がSPIDER-MANを助けるべくリーダーシップを発揮するシーンはさらに好印象。Scorpionの尻尾の電流でAmoeba型ロボットを仕留め、さらにScorpionも電流が逆流して一石二鳥の図ね。

当たり前なんだけど、あくまで悪役の中心はロボット軍団で、前回のElectroや今回のScorpionは端役なのは残念だね。

オマケの話での、Ben伯父さんの墓前で死んだ彼にPeterの明晰な頭脳を誇らしい気持ちでMay伯母さんが語った台詞が一番良かった。”He (Peterのこと) had Richard and Mary’s intellect that was sure. But Ben, he had your heart.”

続いてASM 371号。Black Catのアクションシーンに1ページまるまる使われている。眼福。Bagleyの描く彼女は凄く良いな。

新しいコスチュームを見せびらかしに来たBlack Catにお冠なMary Janeに対するBlack Catの台詞。”Looks like I’m not the only cat around here!” 女性同士の喧嘩をcat fightというがそんなニュアンスがこの台詞に込められている。

Peterがワザとなのか、突然現れた両親に過去の出来事を話し、両親と思われる人物のボロを引き出しているシーンが良いな。Michelinie初めからこの両親が怪しいことを匂わせている。
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