Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

コシノジュンコ✖️観世清和 能➕ファッション

2020-11-16 | Théâtre...kan geki
久しぶりの東京見物。
日帰りで、行ってきました。子供に行ってらっしゃーいと言ってから新幹線に乗り、子供の夕飯は夫に任せて、夜帰宅しました。
銀座SIXなんて初めて行くわ〜迷わないか心配、、と妹に相談して「銀座はそんなに変わってないよ…松坂屋だったとこだよ…」と呆れられたりして、しかし約10年ぶりに銀座に上陸するのですからすごく心ぼそく思っていました。

コシノジュンコさんがコロナ禍による伝統芸能の衰退を憂い、観世流宗家の観世清和氏とタッグを組んで、ファッションショーと能の演目を掛け合わせるという試みでした。
コシノジュンコさんと能のコラボは、以前から姉妹都市である「Paris・京都」の親交記念行事にて、いま私と息子のお世話になっている先生が、共に公演を行なっていらっしゃいました。
今回、写真でしか見たことのなかった先生の「風神雷神」創作舞を拝見したく、なんとか家族に無理聞いてもらって、席を予約しました。
せっかくなので、母と妹も呼んで、家族会にしました。



NHKのニュースにもなっていたのでご覧になった方も多いと思います。
会場は芸能人だらけで、前も後ろも知った顔ばかり。。。

お花もこんな感じ。。


こんな格好で行ってきました。こんな格好で新幹線はお初です。
髪型も相まって、車内で寛ぐことができませんでした笑


プログラムは、風神雷神の舞✖️ファッションショー、次いで、紅葉狩、小書きが鬼揃です✨


ファッションは、細部に凝った凄いつくりの服だなあと驚き、並ならぬエネルギーをもつコシノさんのパワーに場内が感動していたという雰囲気でした。
個人的にはあまり好みではないスタイルですが、それでも目を引く色合わせ、面白いヘッドドレスなど、あれいいな!と思うものもあり、さすがコシノさんだと感じました。
和風というより、原始の中国。そこから文化が渡って来た様子を彷彿とさせるような演出でした。

紅葉狩の衣装も、コシノさんが鬼のものを作成されたとのこと。
鬼らしい、恐ろしい、墨のような奥行きのある黒が印象的でした。これもやはり個人的にはオリジナルの能装束の方が好きですが、「いかにも和風」が嫌い!といううちの夫みたいな人も多いと思うので、全くオリジナルとは似ても似つかないものを作り上げるイマジネーションに感服としか言いようがありません。

ギンザ6の13階にある秘めやかなバーのようなコーヒーショップに行ったり、
東京ステーションホテル(リニューアルしてからはお初!)で夕食にしたりと、嗚呼東京、という感じの豪華な1日でした。

正絹の長着と縮緬の帯があんまりにも東京駅に似合わなくって、ちょっと愕然としました^^;
もっと、攻めた色模様のものか、力強い紬とか、とにかく柔らかものではない。と、和服については結論しました。

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