デコルテさんの一日。

あけまして、おめでとうございます。
気まぐれ更新になると思いますが、今年も、どうぞ宜しくお願いいたします。


新年になって強化していきたいことは公私共いくらかあり、身近なことでは肌磨きもそのひとつ。
しかし、実は京都に住み始めてから、生活の変化とともに肌悩みはほとんどなくなりました。
スキンケアが最小限シンプルにしてメイクもそうそうしないことによる、肌に与える物理的刺激が極端に減ったこと、
睡眠・スポーツの時間が増えたこと、
美容料理に本腰入れ始めたこと、
など、改善点を意識的に増やした成果がじわじわと。

ですが歳は重ねゆきます。
そのことを悲観はしていませんが、ちょうど先月誕生日を迎えたばかりとあって、ますます丁寧に自分の身体を扱ってあげないとなあ、という意識を新たにしたところです。

わたしのお手入れの局地的になることはずいぶん前にも書きましたが、その傾向は変わらず。
今は、（また）デコルテのケアに集中しております。
読み返して気がついた、、過去の記事にデコルテのテーマが多いですが、我ながら重視しているのね。
ここをくすませていると、なんだか艶気が褪せているように見えますものね！


ところで肌磨き（ボディラインも含む）にあたって参考にしましたのは、叶姉妹と山咲千里さんの過去の美容本たち。
この頃になって、「女」を演出する達人であり、人生の先輩である彼女たちのメソッドが、いかに素晴らしいかにあらためて気付きつつあります。
新しいことを次々試すのではなく、基本のエクササイズをいかにきちんと丁寧に地道に続けていくか、が結局目に見える成果に繋がる。
彼女たちのメソッドは、簡単に効果が出るよう、研究され洗練された方法となっており、年々代謝が落ちる身体の悩みに対して先手を打ってくれています。
二の腕、ヒップの、「あれあれ、そんなにだらけてもないのに、どうしてここが緩んでくるの？！」という焦りを感じてふと読み返してみたら、おお、すでにここに解決法は書いてあったのか！と。
デイリーエクササイズなら叶姉妹が、メンテナンスなら千里様が師匠。
タオルや椅子を使ったシンプルな素敵エクササイズ、
月の暦に合わせた身体メンテナンス、
は、手に入れた当時はピンとこなかったが、今なら実感が伴い、水が砂に浸み込むように理解できます。
・・・詳しくは、どうぞじかにそれぞれ著書をお読みください＾＾


で、デコルテに話は戻りますが、日常心がけるようにしたのは、次の2点。

１・「顔の前に、首から」
２・「手が届くところまで」

１はどういう意味かというと、洗顔やおふろ後のケア時、今までだったら顔から付け始めていたものたちを、首からスタートさせること。
化粧水は、顔からつけると首周りに行く分量が少なくなるけれど、首からつけたら、十分な潤いを与えることができます。
誰しも顔のお手入れはおろそかにしないでしょうから、まずケアは2番手の箇所から始めるのです。

２は、首の前面にのばした潤いをどこまでの範囲に広げるかという時の話。
うなじから背中にかけての後ろ側は、手が「つ、つらい！」となるまで（肩の後ろ側まで）ケア。
例えば、右手で左肩後ろ、左二の腕後ろまで届かせる。
これができたら肩肉や二の腕肉の現状把握となりますし、ストレッチ効果で血行も良くなります。



よく叶恭子さんが手を反対側の肩後ろまで回した上の図をふつうに見ていたものですが、あれって意外と大変だったんだー、とやってみてわかりました。。
しかも、お手入れしにくいこういう部分ほど、人目につくものなのです！
わたしは、顔より、首や背中のほうが、よほど他人から凝視されているものだと思います。
そして、こここそ、ザ・女の意気込み、ザ・生活感を語る場所ではないかと感じます。


デコルテに注意を払うようになってから気がついたのですが、ここらへんはかなり酷使もしています。
大きな血管が通っているので（下図参照）、



あっためることで身体全体の温度も変わってくる首。
外気にさらしていたら血が冷えますし、なにか巻いたり着たりしたらしたで、よく動かす場所だけに、刺激も与えている。
肩は、同じ姿勢でいると、どんどん丸まり、固くなる場所。
乳がんは、同じ姿勢でずっとデスクにかがみこんでいる人が、血行不良と酸素（呼吸）不足のために、より罹りやすい、と聞いたこともあります。

朝から絶え間なく頭と腕を支えて働くデコルテ。
せめて一日の終わりは、力を入れない優しいマッサージで、潤いと温かさを与えてあげたいなと思います。


photo…「madame figaro」・「Super Beauty」・「勝どき東洋医学専門院」