ダイエーの一階の古本屋で古銭を見つけた。一個200円。筆者が子供の頃は見捨てられたお墓にお供えされたまま朽ちている寛永通宝がけっこうあった。めずらしいというより懐かしいと感じて五枚選んだ。レジのおじいさんが「いつごろの時代か知ってますか?」と聞いてきたのでウンチクが聞けるのかも、と思い「わからない。銭形平次の時代?」とわざとバカっぽく答えたら「・・・平次が投げたかもしれませんねぇ・・・むにょむにょ」と語尾がはっきりしない。もしかしたら俺が詳しい人かもしれない、と思って俺からのウンチクを期待して聞いてきたのかもしれん。高尾とはいえ東京の人だから田舎者の俺とは違うのかもしれない、と思った。ウンチク無くてすいませんでした。
下のお皿はダイエー二階の100均で買った。ラベルにmade in japan 織部だと書いてあった。型抜きだが絵付けは職人が一個一個つけている。中国製の安物と並べて売られるべき代物では無い。なにかしらの事情があって今ここにあるのだろう。銭形平次でいえば大川橋蔵の時代の皿ではないかと思う。