統一地方選前半が終わり、大勢は決したようですね。
全国的に自民、公明、維新の推す候補者が強く、圧勝の様相です。
投票率も、もともと低かったのが、さらに下がったところが多いみたいです。
私の地元でも、投票所はいつもよりも閑散としていた気がします。
いろんな情勢から、ある程度予測していたことではありますが、やっぱり、と落胆。
見せかけだけ、形だけの「公民」教育は、どこまでシステマティックなものなのかは知りませんが…
とにかく、学校とマスコミによる「愚民化教育」は、大勝利を収めているようです。
いま日本が進もうとしている道から、逸れる方向へという可能性は、相当に低いということ。
野球でいえば、9回裏、0-10ぐらいで負けていて、ツーアウトランナーなし、という感じでしょうか。
スポーツのゲームなら、負けても命まで取られることはないですけれど…
政治はいつも言っている通り、多くの人の命に関わります。取り返しがつかないことになる可能性も十分ある。
なので、負けてしまったときのために、心ある人はそろそろ「勝つことを諦めない」と頑張るだけではなく…
「プランB」も視野に入れておくべきでしょう。
とくに今は、戦争の危機が迫っているときでもあります。
(折から陸自の師団長を乗せた大型ヘリが墜落し「中国の関与」という言説が早速ネットに溢れ始めました)
このまま行くと、いずれ(遅くとも10年以内には)大陸との戦争になるでしょう。
そのときのための「プランB」です。
特に子どもがいる方は、この前の戦争のときのように「疎開」させることを、今のうちから考えておいた方が良いかと。
都市部ではなく、農山漁村部で、半径20キロ以内に、自衛隊駐屯地と米軍基地がない場所。
そして半径100キロ以内に、原発と原子力関連施設がない場所を選びたい。
親戚や知り合いのつてで、そういう場所があるかどうか、いざとなったときに子どもを預かってもらえるかどうか。
リアルに考え始めたほうがいいです。
ただ、子どもだけが当面無事に生き残れたとしても、野坂昭如の小説で、ジブリ映画にもなった…
『火垂るの墓』の兄妹のように、栄養失調で亡くなったり、餓死したりしてしまったら、元も子もないです。
なので親も、少なくともどちらかは生き残って、守ってあげられるようにしないと。
運よく戦争が起きなくても、南海トラフ地震や首都直下型地震などが、遠くない将来に起きるでしょうし…
このままの、あり得ない経済政策や、時代に対応できない企業体質を考えると、経済的な破綻もありそう。
理想的なのは家族そろっての国外脱出ですが…
言うのは簡単ですが、そうもいかない家庭が圧倒的に多数ですから…
戦争対策、震災対策、経済破綻対策、それぞれに、本気の、そして具体的な対応策を考えておかないと。
とにかく、子どもや未来ある若者たちだけでも、近づきつつあるカタストロフを生き残らせないといけない。
私の言っていることを、大げさだとか、妄想だとか言っている人は、そのうち後悔することになるでしょう。
もちろんまだゲームセットではないです。
(憲法が改変されて、緊急事態条項が付けられたときがおそらく完全なるゲームセット)
おとなとして、社会の一員として、今すべてをぶん投げるわけにはいかないのですが…
でもここまで差し迫った状況になると、無力で、なおかつこの時代状況に何の責任もない子どもたちのために…
「プランB 」は必要だと思います。
人の子の親である方は、真剣に考えていただきたいと思います。
それに加えて、もうひとつ。
神奈川県民は、恥を知らなければ。
選挙直前に、昔(フジテレビのニュースキャスター時代)のものではありますが…
11年間不倫をしていた相手に送ったメールが「文春砲」によって世に出てしまった、現職の黒岩祐治知事。
(自民、公明、国民民主推薦)
文春も、どうかと思うひどい記事がたくさんありますが…
今回、公人の、文春がぶっ放さないと世に知られなかった、とんでもない本性が明るみに出たのは…
悪いことではないです。
文春の、紙媒体からデジタル媒体に至るまで、全てのコンテンツ製作部門を統括している重役のⅠ氏は…
仕事上のお付き合いがあった以外に、実は私の「ワイン友達」だったのですが…
一度、Ⅰ氏と、私、私の友達のイタリア人、そしてゲストとして日本最大の新興宗教、S学会の大幹部の人…
4人でワインパーティーをしたときにⅠ氏、S学会の大幹部相手に、あろうことか、宗教論争を仕掛けていました。
どんな権威にも権力にも、恐れることなく突っかかって行く、あの胆力、ど性っ骨は、大したものです。
ジャニーズ事務所を創設した芸能界のドン、故ジャニー喜多川氏の少年への性的虐待について、かつて初めて取り上げ…
今般、BBCの報道がきっかけで、世界的に知れ渡ることとなった件も、日本ではほぼ文春しか取り上げていないし。
良くも悪くも、社会的あるいは業界的なタブーや、権力への「忖度」というものがない。
米国のCIAが怒るネタだけは、たぶん本当に殺されてしまうので、さすがにGoサインを出せないでしょうけれど。
でも、ワイン会もコロナ禍以来途絶えてしまったし、主要メンバーのイタリア人はもう日本にいないし…
私にもはや、一緒に抜栓するいいワインを買う経済力がないしで、Ⅰ氏と飲むことも、もうないのかも。
脱線しました。とにかく黒岩知事……
本人も、文春に晒されたメールが「本物」であると認めて、涙の謝罪をしていましたが…
不倫そのものよりも、暴露されたそのメールの内容が、ゲスすぎる。
エロゲームをやりすぎたクソガキ中学生かなんかが、ノートの切れっぱしか何かに書いたイタズラ書き…
よりひどいかもしれない。
「ニュルニュル~ビチョォッ~。ドキュ~ン!」とか…
そんな風な、おぞましくも、汚物っぷりが半端ない内容ですよ、とにかく。
あれ読み上げて放送したら、ほぼ全部が「ピー!」なんじゃないですか。
恥ずかしいだけじゃなく、女性蔑視的なものもあって。
とても大人の、それも政治の道を志すような人間の品性とは思えない、下劣さ。
(それにしても、下半身がらみの醜聞って、どうしてほとんど「保守系」の政治家のものなんでしょうね)
五十ヅラ下げて(当時)あんなものを、不倫相手の携帯に送りつける男なんて、絶対にまともじゃない。
政策と本人の人格は分けて考えるべきといっても、いくら何でも、限度というものがあると思いますよ。
まともな人格を持たない人間が、県の行政の長となるのは、まずいでしょう。
なんといっても…
顔が知れ渡っているわけだし、普通の神経なら、あんなのが公になったらもう、恥ずかしくて外を歩けないですよ。
それが、圧勝での当選。
そして、なんだかんだ言って本人はこのまま続けるつもりのようです。なんという面の皮の厚さ!
この事態、神奈川県民全体にとっての、大恥です。
知らなかったというなら、情報弱者そのものだし。
知らなかった人も、いずれ知るでしょうから、それでもなおリコールにならないのなら…
それこそ神奈川の民度は地に墜ちた、と言われても仕方ないです。
まあでも、神奈川県だけが、全国でも特別に民度が低いというよりは、日本全体の問題なのでしょう。
やっぱり日本人、というか東アジアの人間に、健全な民主主義を実現するのは無理なのでしょうかね。
……絶望ですわ。