化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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遅延の理由

2012-11-30 23:23:35 | パキスタンばなし


PK853便。成田を出発して、北京に到着。

トランジットの場合、ここでいったん降りるのかというと、乗ったまま。


スチュワーデスさんたちが飛行機を後にすると、

しばらくして、中国人のお掃除隊が。

掃除機係と、機内のゴミを回収係がテキパキと動く。

しばし間あって、交代したスチュワーデスさんたちがやってきました。



この段取りは、イスラマバードに止まったときもそうだったのですが、

お掃除とかの、作業をしている時間より、



今の機内、何もされてないよね…といった


ナゾの間


がけっこう長い。


日本みたいに、

○分間でこれだけの作業をして、即、次にバトンタッチ、

みたいなノリじゃなくて、


なんとなく始まってなんとなく終わってる…

スタートとエンドがいまひとつはっきりしない感が。


これじゃ、飛行機予定どおりの時間に動かないはずだ…

と、深く納得してしまいました。


そういうわけで、14時成田出発、北京、イスラマバードを経由して

23時55分にカラチに着くはずだったPK853便は…


…実際に到着したのは


翌朝5時半


でした~(涙。。。。



ちなみに、この便で成田からカラチまでずっと乗っていたのは


周囲をどう見まわしても、


私だけ…


(他は北京で降りたりとか、イスラマバードで降りたりとか、北京で乗ったりとか)




でも、私は機内では、食事以外はほぼ爆酔していたので、

疲れはそれほどでもない。

エミレーツ航空の、ドバイで夜明かしよりは、

安心して眠れる分だけマシだと思いました。




悲惨なのは、カラチで待っていたガイドさんと運転手さんで。

ガチで5時間、空港で待ってたらしい。。。。



写真はバハーワルプールの博物館に展示されていた布。

ほのぼのとしたタッチが良いですね~。


思わぬ余波

2012-11-29 23:32:59 | パキスタンばなし


それで、パキスタン航空は、滞りなく飛んだのかというと…

激しく遅れましたわよ~トホホホホ…


出発予定時刻は14時だったので、

12時ちょっと前に成田空港に。


この時点でパキスタン航空(PIA)のカウンターは稼動してました。

早い!

とりあえずチェックイン。


パキスタン航空は、旅券を購入すると、

な、なんとログインIDが発行されて

Web上で、座席が指定できるんです!!!

すごい!

他でもこんなのあるんだろうか。


行き帰りとも通路側を指定して、

画面をプリントアウトした紙を

Eチケットと同時に提出したのですが…


係員さん(日本人女性でした)に

パキスタン航空は、宗教上の理由で、

男女隣あわせというのができない。

私の隣の席が、既にパキスタン人の男性が抑えてしまったので

予約した席に座れないかもしれない…


…って。。。。


ネット予約の意味ぜんぜんないじゃん!!!!



希望の席はなんとか押さえられたのですが。

実際飛行機に入ってみると、

なぜか隣は日本語が上手な中国人のおばちゃんでした。

何か魔法が働いたのでしょうか??


それで、チェックインのときに、予定の14時じゃなくて、

1時間遅れの15時出発なことを言われました…


というわけで、最後の晩餐ちっくに、空港レストランで和定食(美味しかった)。

それから出発予定の画面を見てみると…


…16時出発になってるよーーーーー!!!!


椅子でフテ寝したのはいうまでもありません。


シーズンオフなせいか、空港第二ターミナルは、異様にすいていたので良かった。

これが年末年始とかのピーク時だったらイライラ度MAXでしょうね。。。



機内でもフテ寝したので、正確には知らないのですが、

結局飛んだのって、17時ちょっと前くらいだった気がする。。。


私の乗ったPK853便は、

成田→北京→イスラマバード→カラチ

というルート。


成田→北京はパキスタン人と、

日本人かな~と思ったら中国人と、

あと、話し聞いてると、報道関係みたいな日本人2名。

日本人の団体は、いなかった。

中はかなり空席があって余裕タップリな感じで、

私の隣の席の中国人のおばちゃんは他に移動して話し込んでました。



パキスタン航空で行く成田→北京。

絶対JAL、下手すると中華航空より格安なはず。


通常なら、日本を観光する中国人であふれていて、

成田⇔北京で持っているパキスタン航空だったのかも。

最近の情勢がアレだったので、この入りだったのか…

日中関係の冷え込みが、思わぬところに影響しているのを発見しました。

ありゃま。


写真は、ムルタンのバザール。

ヘチマを売っているおじいさん。

ガイドさんによると、1個20~30円くらいだそうです。

シンプルイズベスト

2012-11-28 23:25:27 | パキスタンばなし


パキスタンに行くには、一般的には

パキスタン航空を使います。

(タイ航空もあるようですが)

それで、今回はOriental Linksさんの紹介で

「トッパントラベルサービス」さんで航空券を購入したところ、

まさかの11万1040円!!!!


私は以前、よくタイに行ってたのですが、

タイ行きの航空券って、うっかりすると、そのくらいの値段は、しますよね。

世界地図で、どう見てもタイよりパキスタンの方が遠そうなのですが…


…タイ行き航空券、どんだけぼったくってるんだよ~

やはり人気スポットは強気だな。。。


でも。パキスタン航空の安さには、理由があって、

ドリンク類に、アルコールなし。

他の会社でありがちな出発してすぐ出る、

おつまみ(ピーナッツとか)がなくて

いきなり食事。

その食事も、サラダかフルーツ、パン、メインディッシュ、

ケーキ(といってもクリームもドライフルーツもない、プレーンなタイプ)

というシンプルなもの。

メインディッシュも魚か鶏肉しか選択枝がなかった記憶…


機内でイヤホンは配られて、映画は観られるけど、

他の会社にありがちなタッチパネルで色々遊べる画面なし。


…と、とことんまでサービスが簡素化されてました。


…でも、メインディッシュの

パキスタン料理(カレーとライス)はけっこう美味しかったし、

お酒がないので、機内食の配膳が、かなりスピーディ。

食後も、コーヒーじゃなくて、紅茶を先に配ってくれる。

(イギリスの植民地だった名残かと思います)


このシチュエーション。けっこう好きかも知れない。



写真はラホール。WAZIR KHANモスクの天井。

花柄が可愛いです。



パキスタン旅行事情

2012-11-27 23:30:51 | パキスタンばなし



「パキスタンに行きます」と言われてみて、

わきあがる疑問。



1:生きて帰れるの?(←ガチで両親に言われた)

2:つか、観光旅行なんてできるの?


お答えしましょう。

どっちも大丈夫です。私が生き証人。


しかし、滞在中に驚いたことは。


世界中どこでも見かける。

欧米人のバックパッカー。

日本人観光客。


に、まったく遭遇できなかったのです!!!!!

(日本人は行き帰りの空港では見ましたが)


外国人が相当に珍しいらしく、かな~りジロジロ見られたり、

ムルタンという、聖者廟(お墓です)がいっぱいある街では

あちこちで握手を求められ、ちょっとしたアイドル気分…

(かなり「親日」な感触)

…って70年代の日本か!!!


かの有名なガイドブック「地球の歩き方」「Lonely Planet」。

どちらのパキスタン版とも、2008年以降、発行していません。


おそらく、このあたりから、両誌が推奨する

外国人が単独で行動するような旅が難しくなったのでは。


パキスタンのビザを取ろうとして、申請用紙を

大使館のホームページからダウンロードしたのですが、


書く内容が細かすぎて大変。


現在の職場の住所はもちろん。

前に勤めていた職場の、上司の連絡先…

…ってこんなの、もうわかんない!

年賀状のやりとりなんてしてなかったしーーーー

みたいなことまで書く項目があ。


これは欧米人用で、日本人はここまで書かなくても発行される

(実際私はOKでした)そうなのですが、


物資のやりとりは勿論あるけど、

人的には欧米と、ほぼ鎖国状態なんじゃないかなあ…

って思わせるものがありました。




今回は、村山先生に紹介された「Oriental Links」さん

http://www.orientalinks.com/japanese/index.html

にお世話になり、

ガイド&ドライバーつきで周ることを勧められ、

そのとおりにしたのですが…


行ってみて痛感したのは、

この国では、

一人だと何もできない…

ってことでした。


具体的にいうと、都市の交通量が激しすぎて、一人では道路を渡れません。

バンコクとかも、すごいけど、慣れればなんとかいけますよね。。

そんなもんじゃなかった…

車、バイク、牛車、馬車、人がいりみだれてもお。。





写真だと空いてみえるんだけど、

ムルタンのバザール道路。

バイクの3人4人乗りはあたりまえ。

パキスタンにいってきました

2012-11-26 23:45:54 | パキスタンばなし


ずーっとブログ更新してなかったのですが、

この間。何をしていたのかというと、

11/16から今日(11/26)までパキスタンに行ってました。


旅行に行くに至るまでの経緯ですが、

実は今年は、タタールスタンかウクライナあたりに行こうかと思ってました。

目的は、勿論モスク~


でも、調べてみると、

タタールスタンは、モスクの内部に入れてくれるかどうかは、

いまひとつはっきりしない。


ウクライナのモスクはなんかちょっとパンチにかける…

…と、悩んでいたところに…

救世主現る!!!!

4月、青葉台「エスニカ」さんでの

ウズベキスタン、トルコなどの陶器の展示で

偶然、ヒンディ・ウルドゥー語、そして

パキスタン大衆芸能がご専門の、村山和之先生と遭遇。



パキスタンには、素敵なモスクがあるので、行きたいんですけど

危ないですよね…


と、軽く訪ねたところ。

村山先生「ぜんぜんだいじょうぶですよ~」

「この前(今年2月)行ったときに使った旅行会社を紹介しますよ~」



…私は、村山先生に「パキスタンに行きたい」と言っただけ。

そこから魔法のように、話しがトントンと進み、

気がついたら帰国してました。


私はほんのちょっとボタンを押したにすぎないのですが、

数ヶ月前は、絶対できないと思っていたパキスタン旅行が実現してしまいました。

ぜったい。これは何か呼ばれてたよ。

人生って、わからないですね。。。



でも、先生。パキスタン…

…いろんな意味で凄かったんですけど(><)。。。。

そこらへんは、ちょこちょこ更新していきたいと思います。。。


写真はパキスタン、ムルタンにあるEIDGAH MOSQUE

もう。この一面のブルータイルに萌え萌え~