化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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ブルガリアへ行くぜい!!!

2009-07-31 21:30:06 | ブルガリア!ブルガリア!
展覧会に参加するには、
「自分の作品」がなくてはいけません。
ちなみに、私は写真なのですが、

日ごろよくみかけるものや、風景を
可愛かったり、かっこよかったり、
さわやかだったり、暖かだったり…

…ひとあじ違う素敵なものに
撮る才能と技術は、
残念ながら私にはありません。

では、どうすればいいのか…


…素敵なものがあるところに足を運んで撮る。
これであります。

…で。夏休みを利用してブルガリアに行くことにしました。

何でブルガリアなのかというと…


…当初はモロッコで考えていました。
なんでかというと、モスクがあるからです。

ここ数年はモスクの魅力にとりつかれ、
ウズベキスタン、イラン、トルコに行きました。

しかし、モロッコなどのイスラム教の国に
はラマザン(断食)があります。

今年のラマザンが8/21-9/18で
ラマザン明けのお祭りが9/19-9/22
この期間は外したいなあと思いました。

そうなると、9/21あたりの出発なのですが、
この前後、日本は秋のGWともいうべき時期で
すでにいっぱい…。

23か24出発くらいだと、取れそうなのですが、
その前に5日も休みがあってそのあと旅行というのが
なんかちょっと…

…というわけで、どうにも合わず、今年は見送って

ヨーロッパでもモスクがあるブルガリアにしました。

図録の誘惑

2009-07-27 23:29:00 | 展示など見て想ったこと
先日行った「タイの美しい布」展で
ひさびさに図録を買ってしまいました…

ごぞんじのない方に「図録」を説明すると、
美術や工芸の展覧会で、
展示物の写真や解説をまとめた本のこと。

だいたい、A4サイズで、厚さ1cmくらい。お値段は3000円前後。
けっこう重い。
書棚で置き場を確保するのにひと苦労。
買ってはみたのもの、読み返すことはほとんどない(のは私だけ)
…のに、誘惑に負けてつい買ってしまうんですよね。。。

今回の図録のツボは、メチャクチャ可愛いと思った
ビルマの筒型スカートが
ほぼ原寸大?のアップになっていたりなど、
織物マニアのツボを心得たつくりなこと。


どの展覧会に行っても、図録の見本は必ず目を通しますが、
絵画(平面)系の展示より、工芸系の展示の図録の方が
つい買ってしまう度が高いです。

以前、「大琳派展」に行ったとき、伊藤若冲の花の一点一点が
ハガキ大くらいになっているのが
図録、もしくは絵葉書になっていたら…

…なんて思ったものですが、図録では屏風全体が写っていて
お花は小さく写っていてちょっとがっかりした記憶が。

平面・絵画系の展示で、
原寸に近いような図録や絵葉書などのグッズが
少ないのは、複製されるのを防ぐためかなあなんて思います。



その点、工芸系の図録は、やりたい放題というか…


いままで買った中で一番凄かったのが
「ロシア皇帝の至宝展」の図録。

各章の最初のページが、見開き2ページで
そこに宝石をちりばめた
アクセサリーなどのどアップがど~ん!!!
ゴージャスさをかもしだしていました。

実際目にした現物より綺麗に写っている写真もかなり…
このあたりは、デジカメ&デジ加工のなせる業かもしれません。



個人的に好きなのが「シルクロード 華麗なる植物文様の世界展」の図録。
こちらはA5と小さめサイズ。
展示物の写真を同じサイズで並べている図録が多い中、

この図録はそれぞれのテーマに沿って、
展示物がたくみにレイアウトされていて
読み物としても面白いようになっています。




何年かたって本棚を見て、
そういえばそんなイベントも
あったなあと思い出したり、
よくよく読んで、これってそういうことだったのかと
より詳しい知識が得られるのが
図録やパンフレット。



…で。今回の私たちの展示ですが、
さすがに、図録は作れません(汗。。。

A3を4つ折りするくらいで、
3人のプロフィールや作品をまとめた、
フリーのチラシでもつくろうかなあなんて
計画してます。

「瀧澤久仁子コレクション 祈りをつづる染と織-タイの美しい布」

2009-07-25 23:34:46 | 展示など見て想ったこと
8月9日(日)まで千葉市美術館で開催。
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2009/0627/0627.html

はるばる千葉まで行ってきました~
とおかった。。。
自宅を出たのが10時15分ごろ。
千葉駅に到着したのが12時半ごろです。。。

しかし、行ったかいはありました!!!

「タイの布」というと

ジムトンプソンのシルクとか…
イサーン地方イカットのシルクとか…
(おもに、こちら↓)
http://asiancloth.blog69.fc2.com/blog-category-9.html
山岳少数民族の刺繍や織りなどを連想していました。

また、「ラオスの布」というと
このあたりを↓連想していて
http://asiancloth.blog69.fc2.com/blog-category-10.html

エスニック雑貨店などに行くと、
「これはタイの布」「これはラオスの布」と
おおまかながら区別をつけていました。

しかし、今回の展示で、これらの布は国別に分けるべきでなく、
広義でいうと「タイ族」のもの、だということがわかりました。

「タイ族」は古代長江下流あたりに住んでいた「越人」であると言われ、
中国雲南省や、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマーなどに南下。
国境を越えて生息しています。

居住地や他文化などの影響により
タイ・ユアン族
タイ・ダム族
タイ・ルー族
タイ・デーン族
タイ・ルーイ族

などに分類できることもわかり、

まさに、目からウロコでした…


いまの今まで知らなかったは、タイの布のまとまった展示に
足をはこんだことがなかったからかも、

というか、インドネシアなどに比べると、頻繁ではない気が…

…というわけで、貴重な展示です。



出品は巻きスカートがほとんどですが、
半立体のトルソーに巻きつけられて展示されているので、
着たときの様子が一目瞭然なのが楽しい。

文様の意味も解説してあり、
ひし形は仏教信仰などで「第三の眼」「仏の眼」
で良否を見極めるといわれてる
(このあたり、ナザール・ボンジュウにつながってそう)、

鳥は男性、蛇は女性など…

また、お棺にのせたりなど、葬儀に使う布と解説された布もあり、
これってエスニック雑貨店でよくタペストリー用とかに
なってるよななんて、冷や汗かいたりもしました…。

寝るときに掛けるような、日常で使う布も展示され、
藍や茜?がやや薄くなったのか桃色みたいな糸が
丁寧に折られていたのですが、

その「青」や「ピンク」がなんともいえないぬくもりがあり、
これをかけたら暖かいんだろうな~と思わせるものがありました。

個人的お気に入りは、仏教寺院のお堂に
吊るされるという、なが~い織物。
十二支の動物のデザインがなんとも可愛い~
コレ欲しい(←だだっ子)~

アジア布マニア必見!
そうでもない人でも
けっこう楽しめると思います…

会場の千葉市美術館は千葉駅から歩いて15分くらいですが、
京成バスが平日だと10分おきくらいに出ていて
現金だと100円なので、こちらの方がお得な感じです。

盗難?

2009-07-22 23:27:06 | 展覧会できるかな
数年前、まだ自分が展覧会をやるなんて
夢にも思わなかったときのことです。

漆を製作している友人がいるのですが、
手ごろな会場はないかなあという話題になり、
そういえば、都内某市の図書館に、
作品を展示するコーナーがある、と話したところ。

即、

「盗難は大丈夫?」



某市の図書館はエスカレーターの脇などに、
作りつけのガラスケースがあり、
作品はその中に入れる形になっています。

なので大丈夫だとは思うけど、
見張り専門の人がそばにいるわけではないので、
ガラスを割って、盗もうと思えば盗めないこともない…

100%安全ともいえず、返答に窮してしまいました。



それまで、「盗難」なんて考えたことありませんでした。



たしかに漆の場合、小さくて軽いものもあるので、
その気になれば盗める…

その時は聞かなかったのですが、もしかすると
気がついたら作品が消えていたなんてことが
あったのかもしれません…

漆は、ひとつの作品を作るのに、何度も塗り重ねをします。
工数がかなりかかるので、
紛失・盗難は作者にとってかなりのダメージだと思います。。。


一方、写真の場合…

以前、「ワヒ族スタイル」という展示↓を見たのですが、
http://shinbashi.keizai.biz/headline/426
会場は、共同通信社があるビルの
渡り廊下みたいなところ。
作者も見当たらず、受付の人もいなくてびっくりしました。

まさに、「盗もうと思えば盗める」状態。
しかし、写真の場合、万が一紛失があっても、
オリジナルのフィルムやデータがあれば、
絵画や工芸に比べると、はるかに短時間で再現は可能です。

なので、「通りすがれる」みたいな展示が多いのか、
ということに気がつきました。


今回の展示ですが、三人ともビーズアクセサリーを作るので、
それも出してみようかな、なんて案が出ています。
アクセサリー。いかにも盗難にあいやすい物件。
このあたりも気をつけて、会場を選ばなければなりません。。

てんらんかいできるかな

2009-07-21 00:16:59 | 写真の話
私の表現手段は「写真」です。

最近、思うところがあり、写真関連の本を2冊読んでみました。


「写真がもっと好きになる」
「写真生活手帳」


初心者からのアプローチですが、

まずは、撮ってみる。
その中で気にいったものをプリントして並べる。
あれこれ分析や試行錯誤をくりかえし、

そのなかで、自分の

「こんな感じが好き」を発見し、表現できるようにする。

というのが道筋なんだなあということが
なんとなくわかりました。



…で、自分は

「こんな感じが好き」がぼんやり見えてきたかなあ…



…こんな段階で、
グループ展なんてやっちゃっていいんでしょうか!!!

しかも、テーマなんて決めちゃっていいんでしょうか!!!

こんなブログ立ち上げていてなんですが、
展示というのは、
作風や世界ががっちり確立している人が
やるもんだとばっかり思っていました。。。

これって、10キロも走れない人が、
いきなりフルマラソンに挑戦するようなもんだよね。



できるかな、できるかな…