今日の川柳
暴走に怒り切なさ入り混じり
ぼうそうにいかりせつなさいりまじり
複雑な心境。
後期高齢者の仲間入りした小生にとって他人事ではない。
累々とドライフラワー留守三日
るいるいとどらいふらわーるすみっか
たっぷり水を呉れてやったのだが・・・。
園芸好きにとって家を空けたときの水遣りが悩みの種。
羨まし牧場の隅で牛燦燦
うらやましまきばのすみでうしさんさん
栃木県那須塩原市千本松牧場（19/6/5）
なんとも長閑でうらやましい光景
川柳しま専科 2019
今日の川柳
まだ遠い座布団一枚もらえる日
まだとおいざぶとんいちまいもらえるひ
人生これでよしとはならないみたい。
誉められりゃ余計に花を嬲る老い
ほめられりゃよけいにはなをなぶるおい
大きな花を咲かせたい、いつまでも咲かせたい,etc
敢えて自然な花の生き方に逆らう手立てをとる。
老獪になってこそできるワザ。
自分の句一番という不良っぽさ
じぶんのくいちばんというふりょうっぽさ
なんと図々しいことか。
ホテルから那須連山を望む（那須湯本）
ゴヨウツツジ（Mt.ジーンズにて）
悪戯（那須Ｍｔ．ジーンズ山頂にて 19/6/4）
昨日は那須のMt.ジーンズの山頂へケーブルで行ってきました。
ごようつつじが満開で
ブナの木々の間で清楚な花をつけていました。
地に落ちた花弁で悪戯を試みた。
川柳しま専科2019
今日の川柳
A I の不始末ヒトの後始末
あーあいのふしまつひとのあとしまつ
まだ当分ヒトによる支援が必要でしょう。
梅雨控え孫もジジババ草鞋履く
つゆひかえまごもじじばばわらじはく
栃木県那須塩原市沼ッ原にて（2019/6/3）
梅雨入りを前に、孫たちは修学旅行や林間教室に出るようだ。
ちょうど時期が重なってコチトラ・ジジババも新緑求めて那須へ出かける。
一番上の孫娘（二人）は、
広島・京都方面そして北海道ファームステイ、
末の孫娘は神奈川県道志村へ林間学校。
江戸っ子に茶々入れらる十七音
えどっこにちゃちゃいれられるじゅうななおん
柄井川柳像
笑われているだろうな。
川柳しま専科
今日の川柳
A I も所詮ヒトの子逆走し
えーあいもしょせんひとのこぎゃくそうし
この世の中
100％確実なのは命に限りがあることだけ。
初なりの茄子やテーブル手を合わせ
はつなりのなすやてーぶるてをあわせ
鉢で育てたナス。初収穫。
神棚がないので食卓にのせて感謝する。
ゲルギエフ怒涛のラッパ「悲愴」撃つ
げるぎえふどとうのらっぱひそううつ
この秋、ゲルギエフがロシア・マリインスキー歌劇場管弦楽団を率いて来日する。
目玉はやはり「悲愴」。
この組み合わせの演奏は、現在最高レベルの一つと思っている。
歴史的にはムラビンスキーの指揮によるレニングラード交響楽団の演奏があるが、
その跡を継ぐ力量を持っていると思う。
怒涛の金管楽器の迫力に期待したい。
川柳しま専科 2019
今日の川柳
身と心とっくに夏の衣替え
いとこころとっくになつのころもがえ
かつては六月一日をもって身も心も入れ替えたのだが・・。
「します」から「いたします」への感謝状
しますからいたしますへのかんしゃじょう
天皇の公務の一つ、勲章受章者への対応。
受章者へのねぎらいの言葉が
従来の「感謝します」から「感謝いたします」へと変わったという。
ユリの花香りが過ぎて追い出され
ゆりのはなかおりがすぎておいだされ
どうやらどうやら居間に活けるものではないらしい。
川柳しま専科 2019