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日本歴史紀行

歴史めぐり 街物語 10 ‐ 3 静岡県 掛川市 3






晴明塚

静岡県掛川市大渕



昨年、1年間にわたって放送された大河ドラマ〜【光る君へ】
主人公の まひろ こと、後の紫式部が時の権利者〜藤原道長との生涯をかけた出世と源氏物語、それに二人のラブストーリーを絡めた物語でした。

物語の序盤から この時代を生きた陰陽師〜安倍晴明も登場し、藤原道長の出世にも手を貸す役割を演じていました。




清明塚

静岡県の南部、御前崎市と浜松市を結ぶ国道150号の掛川市大渕町付近から南への小路へ入ると、1000年の昔、京の都の陰陽師、安倍晴明が津波を防いだという言い伝えのある晴明塚があります。




平安時代、京の都で高名な陰陽師、安倍晴明がこの地方を訪れた際に高波の被害が絶えず、作物もろくに育たずに困る この地方の民に請われ、晴明は祈祷を始めることにしました。










晴明は 小豆色の石ばかりを集めて積み上げて塚を作り、祈祷を行いました。

願いのある者は、塚から小石を持ち帰り、願いが叶ったら持ち帰った小石と、もう一つ別の小石を持ち寄って塚に納めなさいと言い残して都へ帰りました。


やがて塚の噂を聞きつけた農夫らが絶え間なく来るようになります。

不思議なことに、晴明の祈祷以後、高波の塩害の被害は無くなり、晴明の建立した塚は間もなく晴明塚と呼ばれるようになりました。

願いの叶った者が新たに持ち寄って塚に納めた小石は、不思議なことに 小豆色に変わりました。



晴明塚の石は、その後 病気にも効果があると広まり、御利益を求めて今も人々が訪れています。




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