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樺太犬タロ 剥製
北海道 札幌市 中央区 北大植物園
南極観測隊樺太犬 タロ、ジロ
日本の南極調査の本格的な始まりとなる南極観測は、国際地球観測年と定められた1955年、昭和30年に地球観測国際会議において、日本も南極観測参加の意思を表明したものの、世界は第2次世界大戦、太平洋戦争での戦争責任を問う声と、敗戦直後ということから他国の反発があり、日本は参加資格なしとされました。
議場において日本の代表側は、明治45年に白瀬矗(しらせ のぶ)隊長率いる白瀬隊の南極調査の実績を挙げて「資格あり」と反論したところ、「日本は国際社会に復帰する資格がない」と不当な扱いを受けましたが、最終日になんとか認められました。
こうして、日本でも南極調査の実現へ向け、観測隊が編成されることになります。
昭和31年、南極大陸を走破する犬ぞりが必要とされ、寒さに強い樺太犬を集められることになります。
同じ頃、北海道最北の稚内市内で2頭の樺太犬が誕生します。
南極大陸で生き抜いたタロとジロの兄弟犬でした。