高野山 壇上伽藍 愛染堂
和歌山県伊都郡高野町 高野山
後醍醐天皇は、即位以来、天皇親政の政治を目指し、鎌倉幕府の打倒を掲げ、天皇に忠誠を誓って蜂起した楠木正成らの活躍もあり、1333年 建武元年に鎌倉幕府を滅亡に追い込み、ここに建武の新政が成りました。
愛染堂は、建武の新政が成った翌年、1334年 建武2年、後醍醐天皇が発した綸旨により四海静平(天下泰平)、玉体安穏(天皇の心身の健康)を祈念するべく建立されたものとされ、
本尊は、後醍醐天皇の等身大の愛染明王で、この堂内での護摩と長日談義のために建立されました。