同志社大学 室町キャンパス
京都市上京区 今出川通 烏丸東入玄武町
1875年 明治8年11月29日
京都市、京都御所の北側に同志社英学校(後の同志社大学)が開校しました。
新島襄 像
上州 安中藩士の子として生まれた新島襄は、友人から貰ったアメリカの地図が きっかけでアメリカの国の成り立ち、仕組み、キリスト教に興味を持ち、やがて開港地である箱館から密航でアメリカに渡りました。
不思議な縁と、人間〜新島襄その人の持つ魅力とも言うべきか、新島襄には生涯、様々な人々が協力を惜しみませんでした。
密航した船の船長、船員からの厚遇、渡米後は後に札幌農学校の教頭となるウィリアム・スミス・クラークの教えを受け、やがて渡米してきた岩倉使節団と遭遇、維新三傑と称された木戸孝允(桂小五郎)の目に止まり、使節団の通訳者として随行、アメリカからヨーロッパへと周遊して見聞を広めました。
帰国後は布教活動の傍ら京都を拠点とし、元会津藩家老で京都府顧問、山本覚馬の信頼を獲て京都市の広大な土地を譲り受け、私立大学となる同志社英学校が明治8年、11月29日開校しました。