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人はただ身の程を知れ 草の葉の
露の重きは落つるものかな
慶長八年 正月十五日 家康
この翌月の2月12日、家康は征夷大将軍に任じられ、名実ともに武家の頂点に立ちます。
家康の句を現代釈にすると
人間は自分の能力、程度を理解せよ。
草の葉の露も重過ぎると落ちる様に。
豊臣秀吉
「~露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢~」
この言葉は、豊臣秀吉が残したとされる時世の句
露のようにこの世に生まれ、そして露のように消えていく自分の身であったが、 大坂で過ごした日々は、夢の中で、夢を見ているようなことであった。
こう言い残して世を去った秀吉。
関ヶ原後、一大名扱いになった豊臣家。
幼君 秀頼を擁し、秀吉の威光を傘に時勢を見誤り続ける豊臣家中への皮肉にも聞こえます。