乙女と盲導犬の像
東京都港区新橋駅西口広場
日本の鉄道発祥の地でもある新橋駅前に、乙女と盲導犬の像があります。
この像は、盲導犬の育成と普及に力を入れる東京虎ノ門ライオンズクラブにより昭和44年6月28日に建立され、当時、まだ盲導犬という犬に理解の少ない中、日比谷公園に置かれていたものを認知度を上げ、さらに普及させるべく、現在の新橋駅西口広場に移設されました。
ドイツ発祥の盲導犬が注目されたのは、日中戦争が拡大した昭和12年以降に戦傷失明者が急増したことが挙げられ、彼らの社会復帰の一助にならないかと考えられ、訓練を受けた4頭の盲導犬リタ、アスター、ボド、ルティーが輸入されました。
盲導犬の犬種は当時からジャーマンシェパードで、現在の主流となっているラブラドール·レトリーバーやゴールデン·レトリーバーとは変わって来ています。
聡明で従順な犬種とされるジャーマンシェパード。
戦後間もなく始まる盲導犬育成に一頭のジャーマンシェパードが訓練を受けます。
日本最初の育成盲導犬となるチャンピィです。
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